全長5.3m! 新型「“最高級”大型SUV」登場へ! LXより長い「ホイールベース」で3列シート装備! V6ディーゼル×「高性能4WD」搭載のアウディ「Q9」が販売店でも話題に

アウディは新型フルサイズSUV「アウディQ9」を世界初公開しました。このモデルについて販売店に最新情報を聞いてみました。

アウディとして初となる「9」の車名を冠した「アウディQ9」 3列シートを標準装備

 2026年7月30日、アウディは新型フルサイズSUV「アウディQ9」を世界初公開しました。
 
 このモデルの反響について、正規ディーラーに問い合わせてみました。

 新型「アウディQ9(以下、Q9)」は、アウディとして初めて「9」の車名を冠したモデルです。フロントマスクは大型シングルフレームグリルが目を引く、力強いデザインを採用しています。

 新型Q9のハイライトは、量産車として世界初となる第3世代の曲面デジタルOLEDリアライトの採用が挙げられます。わずか0.1mmという超薄型ガラスを採用したOLEDパネルを立体的に湾曲させています。

 このOLEDパネルを採用することにより、ボディデザインとの一体感が高まるだけでなく、斜め方向からの視認性も向上しています。

 さらに夜間には、ウインカーと連動して進行方向を路面へ投影する「Advanced Turn Signals」を初採用しました。周囲の車両や歩行者からの視認性を高め、安全性の向上にも貢献します。

 独自の「デジタルマトリクスLEDヘッドライト」も最新世代へ進化しており、マイクロLEDモジュールによる高精細な配光に加え、歩行者を強調表示する機能や工事区間での走行支援、車線逸脱警告など、照明そのものが運転支援の役割を担っています。

 ホイールは20〜23インチが用意されています。なかでも22インチと23インチには、タイヤノイズを低減する吸音フォーム入りタイヤを標準装備しています。

 内装は、アルパカウールやDinamicaマイクロファイバー、ナッパレザーなど上質な素材を採用しています。天然木やカーボンパネルなども用意され、アウディのフラッグシップSUVにふさわしい高級感を実感できる仕立てとなっています。

 室内は7人乗りが標準であり、2列目を独立シートとした6人乗り仕様も設定しています。この6人乗り仕様では、2列目に電動調整式の独立シートを採用しており、まるで航空機のビジネスクラスのような快適性を実現しています。

 3列目のシートも大人がゆったり座れるスペースを確保しています。左右独立して電動格納できるほか、2列目も電動スライドやリクライニングに対応するなど、使い勝手にも配慮しています。

 また、注目すべき点として、1.5平方メートルを超える、アウディ史上最大のパノラマサンルーフを標準装備している点が挙げられます。ガラスの透過率を9分割で切り替えられる調光機能を設定する機能がオプションで用意され、開放感と利便性を両立。

 アウディとして初採用となるオートマチックドアも、新型Q9の特徴のひとつです。乗降時には自動でドアを開閉できるほか、障害物を検知すると途中で停止する安全機能やソフトクローズ機構を装備。車内だけでなく、「myAudiアプリ」からも操作できます。

 インフォテインメントには「Android Automotive OS」を採用しました。「Audi Application Store」から、各種アプリを直接ダウンロードできます。

 生成AIのChatGPTも「Audiアシスタント」に統合され、自然な会話で車両操作や情報検索を行えます。工場装着のドライブレコーダーも、オプションで設定されます。

 オーディオには、Bang & Olufsen製4Dプレミアムサウンドシステムを設定しました。22スピーカー、1360Wの出力に加え、ヘッドレストスピーカーやシート内アクチュエーターを組み合わせることで、音楽を「聴く」だけでなく「体感する」サウンド体験を実現しています。

 パワートレインは、発表時は最高出力299馬力、3リッターV型6気筒ディーゼルエンジンが用意されます(一部の市場には245馬力仕様も用意)。いずれも「MHEV plus」システムと電動コンプレッサーを組み合わせ、最大18kW(24馬力)のモーターアシストにより、低速から力強いレスポンスと優れた燃費性能を実現しています。

 組み合わされるトランスミッションは8速ティプトロニック、駆動方式はクワトロ(フルタイム4WD)を採用しています。

 ボディサイズは、全長5310mm×全幅2210mm×全高1810mm、ホイールベース3140mmです。アウディ史上、最大となるSUVであり、長いホイールベースと大きなリアオーバーハングによって、ゆとりある室内空間と堂々としたプロポーションを実現しました。

アウディの新たな最上級SUV「Q9」
アウディの新たな最上級SUV「Q9」

 そんなアウディのフラッグシップSUVたる新型Q9。現時点では日本国内への導入は明らかにされていませんが、ユーザーからの反響について、8月下旬に首都圏の正規ディーラーに問い合わせてみました。

「『ミニバンは苦手なので、快適に乗れる3列シートのSUVを検討しているタイミングでQ9が発表されたので、日本で予約がはじまったら教えて欲しい』というお声をいただいております。

 国内外問わず3列シートを持つSUVが増えてきましたが、3列目は『かろうじて使える』レベルのモデルも少なくありません。

 しかし、Q9はホイールベースが3140mmあり、レクサス『LX』などと比較しても大人がゆったり座れるスペースを確保しています。

 (今後日本に導入され)展示車がご用意できたら、室内空間の広さや最新デバイスの機能を確かめていただきたいです」

 今回、他の正規ディーラーにも問い合わせてみました。

「『興味があるので価格を知りたい』といったお声をいただきました。ドイツでの価格が10万8400ユーロからとなっており、日本円に換算すると約1860万円です。

 導入されるグレードや為替によって変動が予想されますが、ひとつの目安にしていただければと思います」

 3列シートのクルマが必須でも、ミニバンは生活感があるから苦手というユーザーが一定数います。そんなユーザーのニーズに応えるのが「3列シートを持つSUV」です。

 予算や駐車環境、ユーザーの好みなど、さまざまな選択肢が増えてきました。そのなかでも新型Q9は最高峰に位置するモデルといえるでしょう。

 日本国内への早期の導入が待ち遠しいモデルです。

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Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。

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