AIによる検査技術のもたらすメリットとは?工場の舞台裏へ潜入!
皆さんはAIと聞いて何を思い浮かべますか?例えば、AIを活用したお掃除ロボットやエアコン、音声アシスタントなど今や生活の至るところに、AIは使われていますね。
そんなAIが、なんと日産の自動車生産工場でも活躍しています。導入したメンバーに話を聞くと、当初、AIについての専門知識はまったくなかったとのこと。一体、どのようなAIが活躍しているのでしょうか?そして、その導入に至るまでには、どんなドラマがあったのでしょうか?
「AIは難しい」というイメージを克服し、現場にAIが浸透するようになるまで
自動車の画像検査は、クルマそのもののサイズが大きく、また素材の判別から色の判別など検査する項目が幅広いため、実用化の難易度が高いと考えられています。
そんな中追浜工場では、専門の業者の助けを得たり、高額な機械を導入するのではなく、この「AI評価システム」を現場の力のみで、さらには99.995%の精度で正確に検知することができるまでに仕上げ、約1年前から導入を開始しました。
今回、その経緯を探ると、アライアンス共通の生産方式(APW)を推進している部署でデジタル開発を統括するマネージャーの佐藤 良徳に辿り着きました。
当時、佐藤は英国に駐在し、日産のサンダーランド工場で勤務していました。
今後、ますます発展していくであろうデジタル技術。それを生産現場で活用するには、どうすれば良いのか。なかなかヒントが見つからず、日々、試行錯誤していました。
そんなある日、佐藤はAIの分野で博士号を取得した社員がいるという情報を聞きつけました。居ても立ってもいられず向かった先で出会ったのが、アンドリュー・バチェラーです。
二人はすぐに意気投合し、AIを使った外観の検査装置の試作を開始しました。AIの魅力に取りつかれた二人は、まるで趣味のように、楽しみながら試作を繰り返しました。
そして、試行錯誤を繰り返した結果、ついに生産ラインで試験的に運用することに成功したのです。
その後、日本へ帰国した佐藤は、英国での経験を生かし、このシステムの追浜工場への導入に本格的に取り組み始めました。
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工場への導入事例と、この技術によるお客さまにとってのメリットなど、ストーリーの続きは
こちらのリンクからご覧ください:
►https://global.nissanstories.com/ja-JP/releases/nissan-ai-technology