「CX」って何の意味? マツダSUVの名前や数字のヒミツ

 マツダのSUVには「CX-30」「CX-5」「CX-60」「CX-80」など、「CX」という共通の名前が付いています。クルマ好きにはあたり前の名称ですが、「CXって何の略?」「数字が違うと何が違うの?」と疑問に思う人も少なくないでしょう。

 本記事では、マツダのSUVに付けられている「CX」という名称の位置付けや、各モデルの特徴について解説します。

左からCX-30、CX-5、CX-60、CX-80。どれもマツダのSUVだが、それぞれ異なった性格が与えられている

 マツダのSUVシリーズに「CX」の名称が初めて採用されたのは、2006年に登場した「CX-7」です。CX-7はスポーツカーとSUVを融合させた「スポーツクロスオーバーSUV」として開発されており、「CX」はクロスオーバー(Crossover)と、マツダのスポーツモデルにも用いられる「X」を組み合わせたネーミングとされています。

マツダのSUVシリーズで初めて「CX」の名称を採用したCX-7。2006年にスポーツクロスオーバーSUVとして登場した

 一方で、マツダは「CX」の正式な由来を公式に明らかにしているわけではありません。そのため、「CX=○○」と断定することはできませんが、現在ではマツダのSUVシリーズを象徴する名称として広く定着しています。

 現在、日本ではCX-30CX-5CX-60CX-80が販売されていますが、それぞれサイズやコンセプトが異なり、用途に応じて選べるラインナップとなっています。

CX-5やCX-80の数字にはどんな意味がある?

「CX」の後ろに付く数字を見ると、それぞれのモデルのおおよそのサイズ感や位置付けがわかります。CX-30CX-5よりコンパクトなボディで、CX-60CX-80と数字が大きくなるにつれてボディサイズも大きくなっていきます。

CX-30(左)とCX-5(右)のサイズ比較。CX-30はCX-5よりコンパクトなボディを採用している

 それぞれのモデルは、CX-30が街中で扱いやすいコンパクトSUV、CX-5が実用性と走行性能のバランスに優れた中心モデル、CX-60が走りを重視した2列シートSUV、CX-80が3列シートを備えた最上級SUVというように、サイズだけでなく役割も異なります。

 そのため、車種を選ぶ際はサイズだけでなく、乗車人数や用途、求める走りなども踏まえて比較することが重要です。次に、CXシリーズ4車種それぞれの特徴を見ていきましょう。

マツダのCXシリーズを簡単に紹介

機械式駐車場にも入るサイズと実用性のバランス型SUV「CX-30」

 CX-30は、CX-5よりひと回りコンパクトなボディを採用したクロスオーバーSUVです。

写真はCX-30「XD Drive Edition」で、ボディカラーは「ジルコンサンドメタリック」

 コンパクトSUVらしい扱いやすさと、後席や荷室の実用性をバランスよく備えているのが特徴です。日常の買い物や通勤はもちろん、休日のレジャーや旅行にも使いやすく、都市部でも取り回しやすいサイズにまとめられています。

マツダSUVの中心的存在「CX-5」

 CX-5は2012年の初代登場以来、マツダSUVを代表するモデルとして国内外で支持されてきました。マツダのデザインテーマ「魂動デザイン」を象徴するモデルのひとつであり、現在のマツダブランドを語る上で欠かせない存在です。

写真はCX-5「G/EXパッケージ」で、ボディカラーは「ソウルレッドクリスタルメタリック」

 サイズ、居住性、走行性能のバランスに優れ、街乗りからロングドライブまで幅広い用途に対応できることがCX-5の魅力です。

 日本では2026年5月に発売された現行モデルでは、デザインや快適性、安全装備などがさらに進化し、マツダSUVの中核を担うモデルとなっています。

走りを重視した上級SUV「CX-60」

 CX-60は、マツダのラージ商品群第1弾として登場した2列シートSUVです。

 エンジン縦置きの後輪駆動ベースプラットフォームを採用し、ドライバーとクルマの一体感や、操る楽しさを追求しているのが大きな特徴です。

写真はCX-60「XD-HYBRID Drive Edition Burgundy Leather Package」で、ボディカラーは「ポリメタルグレーメタリック」

 2列シートの5人乗りを基本とし、運転する楽しさを重視したスポーティな性格を持っています。上質な内装や多彩なパワートレインも特徴で、マツダのラージ商品群を担う上級SUVとして位置付けられています。

マツダ国内最上級の3列シートSUV「CX-80」

 マツダ国内SUVラインナップの最上級モデルとして位置付けられるのがCX-80です。

 CX-60と同じラージ商品群に属しますが、CX-60に対して全長とホイールベースを拡大し、3列シートを備えている点が大きな違いです。

写真はCX-80「XD Drive Edition」で、ボディカラーは「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」

 6人または7人が乗車できるため、ファミリーカーとしての実用性はもちろん、長距離移動や旅行でもゆとりのある室内空間を備えています。

 また、上質な内装や静粛性にも力が入れられており、マツダが掲げる「移動そのものを楽しむ」という考え方を体現したモデルといえるでしょう。

CXシリーズはパワートレインやグレード選びも重要

 マツダのSUVを選ぶ際は、車種ごとの違いだけでなく、パワートレインやグレードの違いも重要です。

 例えばCX-60では、ディーゼル、ディーゼルマイルドハイブリッド、ガソリン、PHEVなど、複数のパワートレインが設定されています。

CX-60のパワートレインは左上から時計回りに、直列4気筒ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」、6気筒ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 3.3」、エンジンと8速ATの間にモーターを配置した「e-SKYACTIV D 3.3」、プラグインハイブリッド「e-SKYACTIV PHEV」と4バリエーションから選択可能だ

 また、上級グレードになるとシート素材や快適装備、安全装備も充実するため、購入前にはグレード構成を確認しておくことが重要です。

 気になる車種が見つかったら、グレードの違いもあわせて確認してみるのがおすすめです。

機械式駐車場にも入る「CX-30」のグレード一覧はこちら

SUVの中心的存在「CX-5」のグレード一覧はこちら

走りを重視した上級SUV「CX-60」のグレード一覧はこちら

国内最上級の3列シートSUV「CX-80」のグレード一覧はこちら

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