マツダは、2025年10月9日、「マツダ3」「CX-30」「CX-5」「CX-60」「CX-80」の5車種にクリーンディーゼルエンジン専用の新機種「XD Drive Edition」を設定し、同日より予約受注を開始しました。
今回登場した新モデルは精悍さと上質さをあわせ持つ仕立てが特徴となっています。

今回新たに加わったのは、マツダ3、CX-30、CX-5、CX-60、CX-80の5車種。いずれのモデルにもクリーンディーゼルエンジン専用の新グレード「XD Drive Edition」を中心とした機種が設定され、ユーザーの選択肢が大幅に広がりました。
マツダは「環境性能と力強い走りの両立」を掲げており、これまで培ってきたディーゼル技術を活かした商品展開をさらに拡充しています。
XD Drive Editionは、黒基調の外観をベースに、ブラックのドアミラーやブラック塗装ホイール、専用仕上げのシグネチャーウィングを採用するなど精悍な印象を強めています。
室内には本革シートが標準装備され、スポーティな雰囲気と上質感を両立させたデザインが特徴です。長距離移動でも快適性を損なわず、経済性を重視するユーザーや、環境に配慮しながら力強い走りを求める層に向けた仕立てといえるでしょう。
さらにCX-60やCX-80では、既存のディーゼルMHEVモデルで人気の高いタンカラーの内装を取り入れた新仕様も追加されました。明るく上質なキャビン空間を演出するだけでなく、ディーゼルエンジン特有のゆとりあるトルクと組み合わせることで、余裕のある走行を実現します。
一方、CX-5やCX-30では、フロントグリルやシグネチャーウィングをピアノブラックやブラッククローム仕上げとする専用グレードを設定。足元にはブラックメタリック塗装の大径アルミホイールを採用するなど、外観デザインの迫力を強めたのも特徴です。
インテリアにはグレージュやナッパレザーなど高級素材を用いたシートを備え、SUVらしい力強さと上質感の両立を図っています。
装備面では、マツダコネクトの操作性改善も盛り込まれました。マツダ3とCX-30では、10.25インチセンターディスプレイのタッチパネル対応が可能に(オプション設定のない機種を除く)。より直感的な操作が可能となり、利便性が大幅に高められています。
また、燃料噴射制御の最適化によってCX-30のディーゼルモデルの燃費性能が改善され、(2WD)ではWLTCモード燃費が従来の19.2km/Lから20.2km/Lへ向上するなど、日常での経済性にもさらに配慮した改良が施されています。
加えて、一部グレードの廃止や価格の見直しも同時に実施されました。ラインナップを整理しながらユーザーにとって分かりやすい構成とし、より幅広い層が選びやすい商品体系を目指しています。マツダは今後も顧客のライフスタイルに応じた多彩なモデル展開を進める方針です。
なお、特別仕様車の価格(消費税込、以下同)は、マツダ3が304万5900円〜368万5000円、CX-30が317万3500円〜350万2400円です。
また、CX-5は390万1700円〜413万2700円、CX-60が427万200円〜449万5700円、CX-80が475万9000円〜545万500円となっています。
今回発表された新機種の販売開始はモデルごとに異なり、CX-60は10月上旬、マツダ3/CX-30(XD Drive Edition以外)およびCX-80は11月上旬、マツダ3/CX-30(XD Drive Edition)とCX-5は12月上旬を予定しています。
なお、CX-80のみ予約開始日は10月29日からとアナウンスされています。



