残価設定ローンで「CX-80」は買える?
マツダの「CX-80」は、フラッグシップSUVとして登場した、マツダの国内最上級・3列シートのクロスオーバーSUVです。
◆マツダの国内最上級3列シートSUV「CX-80」で、女子4人癒やしのドライブ旅へ
新車を買う際には、一括で支払う場合もありますが、多くの場合ローンを組むかと思います。ローンの種類には残価設定ローンというものもありますが、CX-80を購入する場合どのように利用できるのでしょうか。
まずCX-80とは、マツダがグローバルに導入しているラージ商品群の第2弾として、2024年10月10日に販売が開始された新型モデル。SUVながらも最大7人乗りが可能な3列シートを有するクルマです。
ボディサイズは、全長4990mm×全幅1890mm×全高1710mmと、現在発売している国内向けマツダ車の中で最も大きく、他社のSUVと比べても大きなサイズです。
また、優れた燃費性能や快適な乗り心地、高級感あふれるデザインによって上質な移動ができるクルマとなっています。
CX-80の販売価格はエントリーモデルで394万3500円からとなっており、比較的高級な価格帯に位置していると言えるでしょう。
400万円ほどのお買いものをするとなると、一括で購入するよりも、多くの人がローンを組んで購入すると思われます。
CX-80では、一般的なローンを組む方法以外にも残価設定ローンを利用することが可能です。
残価設定ローンとは、3年から5年の契約期間後の買い取り価格を販売店やメーカーが保証し、車両価格から残価を引いた金額を最終回までに支払うというものです。
マツダの場合は「マツダスカイプラン」という名称の支払い方法になります。
この支払い方法は、契約後に返却する場合は走行距離や改造に制限がかかるといったデメリットがありますが、月々の支払額を抑えることができるメリットもあるのです。
また、車両価格を買い取り保証価格で割った数値を残価率と呼び、リセールバリュー(再販価格)の高さの指標となります。
多くのクルマの残価率は、3年契約で50%程度、5年契約で35%程度と言われており、これよりも残価率の高い車両はリセールバリューの高いモデルといえます。
実際に残価設定ローンで買うと月々いくら?
では実際に残価設定ローンを利用してCX-80を購入する場合、リセールバリューが高い車種なのでしょうか。
マツダ販売店の担当者は次のように話します。
「CX-80の残価率は月間走行距離1000kmで、3年で60%、5年で40%と設定しています。
残価率は他の車種や一般的なクルマと比べても高く、残価設定ローンで購入しても損はしないような設定かと思われます。
当店で人気のグレードは『XD L Package』となっております。また、人気のオプションや諸費用などをまとめると追加で50万円ほど費用がかかります」
前出の担当者の話を参考に「XD L Package」で計算してみると、本体価格477万9500円に、オプション・諸費用として50万円追加すると、合計で平均527万円9500円になります。
頭金・下取りなしという設定で、月1000kmプランの5年契約の均等払いで計算してみると、残価設定ローンの60回払いで月々の支払額は約6万8000円です。
一方、通常ローンで計算してみると、5年借り入れ、60回払いで設定した場合、支払総額は車体価格に金利を加えた金額になるため、残価設定ローンよりも高く、月々約10万2000円の支払額となります。
残価設定ローンは、通常のローンと比較すると5年契約で月々の支払額が約3万4000円安くなるため、月々の支出を減らしたい人向きの購入方法かもしれません。
マツダの公式サイトでは、マツダスカイプランはライフスタイルに変更がある人や、初めてのクルマ・セカンドカーを検討している人におすすめの購入方法と紹介されています。
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残価設定ローンを活用すれば、今までクルマを購入するのを悩んでいた人でも、自身のライフスタイルに合わせて購入しやすくなるかもしれません。
3年間や5年間だけクルマを利用したい人や、月々の支払額を抑えたい人も残価設定ローンを利用することで、自分らしいカーライフを過ごすことができるでしょう。
[取材協力:東京マツダ販売株式会社 五反田店]