やっぱり? それとも意外? データをひも解くとこんな結果が!
2024年10月19日、20日に富士スピードウェイ(静岡県小山町)を会場にマツダファンフェスタ2024が開催されました。毎回盛りだくさんのコンテンツで「1日では足りない!」という声を受けて、今年は土日の2日間にわたっての開催となりました。
◆マツダの国内最上級3列シートSUV「CX-80」で、女子4人癒やしのドライブ旅へ
そんなマツダファンフェスタ2024の中で、高い注目度となったのが開催直前の10月10日に発売となったばかりのフラッグシップSUV「CX-80」でした。
会場では車両展示はもちろん、試乗体験では10台もの試乗車が用意されるも瞬く間に全枠が埋まるほどの盛況で、購入を検討している人にとっては非常に有意義なイベントとなったことでしょう。
そんなマツダファンフェスタ2024ではCX-80にまつわるトークショーも行われましたが、そこで受注状況についても明らかとなりました。今回はそのデータを基に、どのような仕様が人気なのか深掘りしていきたいと思います。(※以下、端数処理の関係でデータの合計が100%にならない場合があります)
■パワートレイン別グレード
SKYACTIV-D 3.3(52.0%)
XD L Package 24.3%
XD Exclusive Mode 20.2%
XD S Package 6.4%
XD 1.1%
e-SKYACTIV D 3.3(43.8%)
XD-HYBRID Premium Sports 18.4%
XD-HYBRID Exclusive Sports 16.2%
XD-HYBRID Exclusive Modern 4.6%
XD-HYBRID Premium Modern 4.6%
e-SKYACTIV PHEV(4.2%)
PHEV Premium Sports 1.7%
PHEV L Package 1.3%
PHEV Premium Modern 1.2%
まずエンジンタイプですが、「SKYACTIV-D 3.3」が52.0%を占め、次いで「e-SKYACTIV D 3.3」が43.8%と肉薄。「e-SKYACTIV PHEV」は4.2%とわずかとなっていますが、これはPHEVという性格上、自宅で充電できる環境が整っていないとうまみがないという点を考えればむしろ健闘していると言えそうです。
グレードに関しては「XD L Package」が24.3%と最も多く、続いて「XD Exclusive Mode」が20.2%とディーゼルの上級グレードが上位を占め、「XD-HYBRID Premium Sports」が18.4%、「XD-HYBRID Exclusive Sports」が16.2%となりました。
なお、PHEVモデルの中では「PHEV Premium Sports」が1.7%で最も販売割合が多くなっており、CX-80のユーザーはModern系グレードよりもSports系グレードを好んでいるようです。
■ボディカラー
ロジウムホワイトプレミアムメタリック 21.4%
ジェットブラックマイカ 21.2%
アーティザンレッドプレミアムメタリック 18.3%
メルティングカッパーメタリック 13.9%
マシーングレープレミアムメタリック 10.4%
プラチナクォーツメタリック 8.3%
ソウルレッドクリスタルメタリック 4.3%
ディープクリスタルブルーマイカ 2.1%
続いてボディカラーですが、「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」が21.4%、「ジェットブラックマイカ」が21.2%とほぼ同数で上位を占めており、日本におけるホワイトとブラックの人気の高さを再認識させられます。
一方、その次にランクインしているのが匠塗(TAKUMINURI)の第4弾としてMAZDA6の特別仕様車で初登場し、先日発表されたロードスター35周年記念車でも採用となる「アーティザンレッドプレミアムメタリック」で18.3%。
そしてCX-80で初登場となる新色の「メルティングカッパーメタリック」が13.9%と続き、フラッグシップモデルでありながら、印象的なカラーが積極的に選ばれているのは興味深いところでしょう。
■内装色
ブラック 51.9%
グレージュ 15.2%
ピュアホワイト 5.6%
タン(Premium) 23.3%
ピュアホワイト(Premium) 4.0%
内装色は複数のグレードに設定がある「ブラック」が51.9%と最も多いのは予想通りですが、続くのが23.3%の「タン」、そして15.2%で「グレージュ」となっており、明るめの内装色も選ばれています。
CX-80の内装色はCX-60に設定されたものと基本的には同様のラインナップとなっており、国産車としてはあまり類を見ないバリエーションの豊富さですが、CX-60で出し惜しみすることなく設定したことでユーザーが選びやすくなったのかもしれません。
2列目シートタイプ
6人乗りキャプテンシート 44%
7人乗りベンチシート 31%
6人乗りウォークスルー 26%
2列目シートタイプは、「6人乗りキャプテンシート」が44%で、続いて「7人乗りベンチシート」が31%、「6人乗りウォークスルー」が26%という結果になりました。
やはり、マツダの最上級3列シートSUVということで、2列目の快適性を重視した6人乗りキャプテンシートを選択するユーザーが多くなったという形になりました。
今回の情報は発売直前のもので、今後は変化があるかもしれませんが、どれを選ぶか悩んでいる皆さんの参考になれば幸いです。