トヨタ アリスト解説

　アリストはトヨタが1991年から2005年まで発売したセダンです。

　国外ではトヨタが展開する高級車ブランドのレクサスの上級モデル「GS」として販売され、その日本国内向けのクルマとしてアリストは誕生しました。

　車名の由来は、英語のARISTOより、「最上の」や「優秀な」という意味からきています。

　アリストはフルモデルチェンジを1度行っており、1997年2代目が誕生しました。

　2代目のエクステリアはロングノーズ、ショートデッキの基本的なプロポーションを先代から継承。スタイリングは社内デザインで行い、硬質でメリハリのある面処理により「かたまり感」を表現し、21世紀の新しい高級スポーツセダンのトレンドを提示しています。

　ボディサイズは全長4805mm、全幅1800mm、全高1435mmです。

　インテリアは色調を外板色とコーディネイトしたスポーティ感のあるシート表皮を採用。JBLの8スピーカーとパワー・アンプも備わっており、エキサイティングなプレミアムサウンドを運転しながら楽しめます。

　エンジンは自然吸気またはツインターボ付3リッター直列6気筒DOHC24バルブを先代から引き継ぎ、VVT−iの採用など吸気系に改良を加えることでパワーアップ。またVSCやトラクションコントロールなど、大きなトルクを制御する電子デバイスも備え、爽快な走りを実現しています。

　さらに新開発のプラットフォームを採用し、前後のオーバーハングを切り詰めたことに加え、エンジンの搭載位置を後方に下げるなど重量配分を適正化し、ハンドリングも大幅に向上しています。

　現在のトヨタのアリストの中古車価格は、平均で約56万円です（2020年4月調べ）。人気のクルマなので、良いコンディションの車体を見つけたら早期の購入がおすすめです。