レクサス LCコンバーチブル解説

　LCコンバーチブルはレクサスが2020年7月に発売したラグジュアリーなオープンカーです。

　レクサスのラインナップの中でもフラッグシップクーペとなるLCをベースにコンバーチブル化した、近年の日本車では稀となる極めてゴージャスなクルマです。

　エクステリアの特長は、クーペのような美しいルーフラインにあります。随一のエレガンスと色気を兼ね備えたデザインのLCをコンバーチブルとするにあたって、レクサスはこのクルマのルーフに全体の印象を軽快に見せるソフトトップを採用しました。

　そしてその形状と構造を綿密に造り込むことで、クローズ・オープンどちらのスタイルでも美しいシルエットを実現しています。

　また、開閉にかかる時間は約15秒とクラストップレベルに短く、その動作も緩急がついた書の筆運びにも似た優雅さとなるようこだわって設計されています。

　ボディサイズは全長4770mm、全幅1920mm、全高1350mm。ロー＆ワイドなサイズと大径ホイール、張り出したボリューム感あふれるリアフェンダーは、LCコンバーチブルの極めて高い走行性能を主張しています。

　エンジンは5リッターもの大排気量V型8気筒ユニットで477馬力を発揮し、これに乗用車モデル世界初となる10速ATを組み合わせて後輪を駆動させます。このATは発進時を除くほぼ全域でロックアップを作動させ、MT車のようなダイレクトな動力伝達を実現。

　また、10速のハイギヤ化によりエンジン回転数を低く抑えるため、低燃費で静かな高速クルージングも両立しています。

　現在のレクサス LCコンバーチブルは、中古市場には出ていません（2020年7月現在）。中古市場としては、クーペモデルのLCは選択可能です。