「共に挑む」がスローガンのマツダスピリットレーシングの活動

 マツダは長年ロードスターを使った、ロードスターカップ、ロードスターパーティーレースを主催してきました。また、マツダ車全車種を対象にしたマツダファンサーキットトライアル、マツダファンエンデュランスなども主催し、サーキットを走る楽しさも伝えています。

 そんななか、「共に挑む」をスローガンに掲げ、モータースポーツをユーザーと一緒に盛り上げていくことを目指した、同社のモータースポーツ部門「マツダスピリットレーシング」が旗揚げされ、マツダのワークス活動が2022年のスーパー耐久フル参戦という形で始まりました。

CX-60 PHEVでジムカーナに挑戦。車重2090kgとは思えないフットワークに驚いた!

 マツダスピリットレーシングは運転免許を持たないユーザーに対しても、eスポーツからステップアップして実際にレースに挑戦する「バーチャルからリアルへの道」という活動のほか、アマチュアドライバーが参加できるグラスルーツレースの頂点である「スーパー耐久レースへの道」という活動も行っています。後者は、経験者のなかから上位クラスへ挑みたい人について、スーパー耐久というカテゴリーに参加してもらおうという活動です。

 免許とクルマを持っている人ならモータースポーツに挑戦してみたいと思う人も多いはず。走行会というカテゴリーから参加し、タイムアップをしてどんどん上位のカテゴリーに挑戦している人も多いでしょう。

気軽に始められるモータースポーツの第1歩はジムカーナが最適

 しかし、いきなりサーキット走行だと、なんだか怖そうだし、クルマが壊れたり、ぶつけたりしたらどうしようという不安から、二の足を踏んでいる人もいるかもしれません。そんな不安を持つ人に向けて、「モータースポーツの入門カテゴリーとして紹介される、ジムカーナに参加してみませんか?」という提案が、今回参加した「MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCE(マツダ スピリットレーシング ジムカーナ エクスペリエンス)」です。

当日は約60台がエントリーし会場現地は大盛況!終始和気あいあいとした和やかなムードだったのが印象的

 ジムカーナは広場にパイロンを立ててコースを作り、指定された順番にパイロンを通過しゴールを目指すタイム計測競技です。サーキット走行ほど速度が出ないため、タイヤやブレーキがノーマルの車両でも十分に楽しめるものです。

 もちろん突き詰めればさまざまなチューニングや運転テクニックが必要になり、とても奥の深い競技なのですが、手軽に始められるのがジムカーナの魅力です。

 マツダスピリットレーシングの担当者は「まずはモータースポーツに興味を持ってほしい。そしてマツダ車の魅力が伝わるようにしていきたい。だからと言って、マツダ車限定にするわけでなく、広く多くの人に参加してもらって興味を持つきっかけになってほしいと思い、今年からこのイベントを開催するようになりました」と経緯を語ってくれました。

 さて、どんなイベントなのか、その内容を細かく見てみましょう。

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