オールマツダ・パレードランで発見した納車されたばかりの35周年記念車「ロードスターRF」
2025年4月5日、6日の2日間にわたり、スポーツランドSUGO(宮城県村田町)を会場に開催された「マツダファンフェスタ2025 in東北」は多くの来場者でにぎわいを見せました。
中でも人気が高かったのが「オールマツダ・パレードラン」で、自ら所有するマツダ車でスポーツランドSUGOの本コースをパレード走行できるということで、事前予約制の枠は瞬く間に埋まるほどの盛況ぶりでした。
そんなパレードランの参加者の中で、「マツダファンフェスタ 2024 in 富士」で発表されたばかりのロードスター35周年記念車で参加するオーナーを発見しました。

35周年記念車のロードスターRFで参加していた福島県にお住まいのKさんは、2024年の富士スピードウェイ(静岡県小山町)で行われた35周年記念車発表を間近で見て一目ぼれしたそうで、もともとは土曜日だけの参加の予定だったにもかかわらず、「もっと間近でじっくり見たい」ということで急きょ日曜日も参加し、朝イチで人がまばらなタイミングでじっくりチェックしたというエピソードの持ち主です。

その後はディーラーで受注が始まった直後に注文を入れ、めでたく2025年2月に納車されたというのがこの個体というワケなのでした。
「手放してはダメ」奥さまのひと言によってロードスター2台所有が実現
そんなKさんですが、実は初代のユーノス ロードスターのオーナーでもあり、すでに10年以上の歳月をともにしていました。ただ近年はボディや幌(ほろ)の劣化、オイル漏れなども発生し、整備を依頼していたディーラーでも当時のクルマを知るスタッフが減ったことで、メンテナンスが厳しい状態に追い込まれていたのです。

そのため、35周年記念車納入のタイミングで手放すことも考えていたそうですが、そこに待ったをかけたのがKさんの奥さまで、Kさんとともに奥さまもユーノス ロードスターと思い出を刻んでいたこともあってか「手放してはダメ」という奥さまのひと言によって2台所有が実現したのでした。
そこで35周年記念車の導入とともにユーノス ロードスターのレストアを決意し、外装を同色でリペイント。幌も35周年記念車のボディカラーに近いボルドーに張り替え、メカニズム部分の修理も実施してまもなく路上復帰予定とのことです。

このユーノス ロードスターは、奥さまがMTの練習にも使用した思い出のクルマということで、「修理が完了した暁には2台でドライブやイベント参加を楽しみたい」とのこと。
ちなみに35周年記念車をソフトトップモデルではなくRFにしたのは、「オープンとクーペの2台持ちという楽しみ方をしたかったから」だそうで、決して幌車2台は維持管理が大変だから、ということではないそうです。
まだ納車されたばかりということで、新車時に備わるビニール類もそのままだった(撮影のために剝がしてくれました)Kさんの35周年記念車。一目ぼれして購入したということで「ほぼすべてがお気に入りのポイント」ということですが、唯一気になるのが車高だそうで、「少しだけ車高を下げたい」と話していました。

今回は残念ながら2台そろってのパレードランとはなりませんでしたが、きっと来年のマツダファンフェスタでは2台そろって元気な姿を見せてくれることでしょう。