「マツダファンフェスタ2025 in東北」で来場者から注目を集めた1台の「CX-80」

 2025年4月5日、6日の2日間にわたり、スポーツランドSUGO(宮城県村田町)を会場に開催された「マツダファンフェスタ2025 in東北」は多くの来場者でにぎわいを見せました。

 イベント会場には東北地域をカバーするマツダ車の販売会社がさまざまな車種の展示車を持ち込んでおり、マツダ車の購入や乗り換えを検討している来場者から熱視線を集めていたのですが、その中でも注目を集めていたのが1台のCX-80です。

「マツダファンフェスタ2025 in東北」に展示された“フルオプション仕様”のCX-80とマツダパーツの猪本怜那さん

 CX-80といえばマツダの国内最上級3列シートSUVで、現在のマツダのラインナップの中では最新モデルということもあり、全国各地のディーラーでも展示・試乗車を見る機会の多いモデルです。

 ただここで展示されていたCX-80の大きな特徴は、設定されているオプションパーツのほぼすべてが装着されている“フルオプション仕様”だという点です。

 このフルオプション仕様のCX-80を持ち込んだのは「マツダパーツ」(広島市)で、あまり耳なじみのない人もいるかもしれませんが、実は新車購入時のオプションパーツや、点検整備時の補修部品などの供給を行っている会社です。そのため、自社で取り扱っているオプションパーツなどを装着した車両を保有しているというワケなのです。

「マツダファンフェスタ2025 in東北」にはCX-80のほか、CX-5やCX-30の“フルオプション仕様”の姿も

 いわゆるディーラーオプションと言われるオプションパーツはCX-80に限らず多岐にわたっており、クルマを新車で購入したことがある人であれば、どのオプションを装着するか頭を悩ませた経験がある人も少なくないハズ。

 しかし展示・試乗車に装着されるオプションパーツはナビやETC、フロアマットなど必要最低限のものに限られることがほとんどで、実際に触れてみたり実物をチェックしたりする機会はほとんどないというのが実情でした。

総額170万円超え “フルオプション仕様”のCX-80を製作したその目的

 そこでマツダパーツは、実際にオプションパーツを装着した車両を展示することでオプションパーツ選びのお手伝いができるようにと考えて、フルオプション仕様のCX-80を製作したとのこと。同時装着が不可なものを除き、可能な限りのオプションパーツを装着しており、その総額は170万円を超えるというから衝撃的です。

フルオプション仕様のCX-80の内装。レッドカラーのセンターマークにフラットボトム形状を採用し、高品位ナッパレザーを用いた「スポーツステアリングホイール」は、SRSエアバッグシステムおよび純正ステアリングスイッチに対応している

 マツダパーツはCX-80だけでなく、CX-5やCX-30のフルオプション仕様もマツダファンフェスタに持ち込んでいました。東北地域以外の拠点でもさまざまなフルオプション仕様を保有し、定期的に各ディーラーに貸し出してユーザーが実際に触れる機会を積極的に増やしているそうです。

 なお、マツダパーツでは純正のオプションパーツのほか、AutoExe(オートエクゼ)のカスタマイズパーツも取り扱っています。今回展示されたCX-80には同社のスタイリングキットをフル装着しており、実際に装着したときの全体の雰囲気やロードクリアランスなどを実車で確認できる貴重な機会となっていました。

フルオプション仕様CX-80のリアビュー

 また、展示されたCX-80はPHEVモデルであったために、足回りやスポーツマフラーなどはまだリリースされておらず未装着でしたが、同じ会場に展示されていたCX-5やロードスターには足回りやスポーツマフラーも装着されており、CX-80も各ディーラーに展示される際には実際の乗り味やサウンドをチェックできるとのことなので、購入を検討しているユーザーにとってはありがたいポイントと言えるでしょう。

  • トランク&カーゴルームアイテムやサンシェード、保安用品セットなども展示されていた

 こういった車両をチェックできる機会はそう多くはないので、もしお住まいの地域のマツダディーラーにオプションパーツ装着車の展示車が巡ってきたときはぜひ足を運んで実物に触れてみてはいかがでしょうか。

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