マツダの"プロ"が教えてくれる運転の「コツ」

 富士スピードウェイ(静岡県小山町)で、2026年10月3日と4日に「MAZDA FAN FESTA 2026 at FUJI SPEEDWAY」が開催されました。マツダ好きやクルマ好き、運転が得意で大好きな人が多く集まったイベントの中で、運転に苦手意識を持つ人に向けた体験コンテンツ「安心ドライビングレッスン」がおこなわれていました。
 
 このプログラムは、普段あまりハンドルを握る機会がないペーパードライバーの人たちや、狭い道の走行、駐車などに不安を感じている人たちが、マツダの運転インストラクターとともに「安心して運転するためのコツ」を学べる内容となっています。

 今回のレッスンで特徴的なのは、実技に使用するクルマが「CX-60」と「CX-80」であることです。ボディサイズの大きなSUVをあえて使い、運転の基本からクルマの扱いやすさまで体感できる内容となっていました。

 この「安心ドライビングレッスン」は、1枠70分で構成されており、まず冒頭の10分間を「事前ヒアリング」に充てています。プログラムに参加した人が普段の運転で不安を感じる場面や、どんな場面で安心して運転できるようになりたいのかをインストラクターと確認し、それぞれの課題に合わせて講習を進めます。

 メインとなる参加者は、日常的にクルマを運転する人ではなく、運転する機会が年に数回程度という人たちです。久しぶりの運転に緊張する人や、運転そのものに苦手意識を持つ人にとって、いきなり実技を始めるのではなく、まず不安を共有する時間が設けられていることも、このプログラムのポイントといえます。

  • クルマが大好きという旦那さんと一緒に来た人や、実際にCX-60/CX-80を家族が所有しているけど自分1人で運転するにはちょっとボディサイズが大きくて…とためらっている人などが参加していたとのこと

 実技で使用する「CX-60」と「CX-80」は、それぞれ全幅1890mmと大柄なボディサイズのSUVで、運転に不安を感じている人にとっては少しハードルが高く感じられるもの。特に、狭い道でのすれ違いや車両感覚のつかみ方、車庫入れなどは、苦手意識につながりやすいポイントです。

 それでも、あえて大きなSUVでこのプログラムを実施しているのは、マツダ車が「人間中心」を特に強く意識した車両設計をおこなっていることを知ってもらい、クルマの見切りや操作のポイントを最初にしっかり理解してもらうことで、大きな車体であっても落ち着いて運転でき、「こんな狭いところを走ることができるんだ!」ということを体感してもらう意図があるからだそうです。

 実際に車両に乗り込んでからも、すぐには動き出しません。まずは、マツダが考える運転がしやすい正しいドライビングポジションの取り方や、しっかりと視界が確保でき取り回しがしやすくなる各ミラーの合わせ方など、マツダのインストラクターが丁寧にアドバイスしてくれます。

この幅で通れるの?と思うような狭いポール間隔の場所でも、車両感覚をつかむコツを教えてもらうことでドンドンと走りもスムーズに

 またCX-60やCX-80には、取り回しの際に便利な360°ビューモニターなどの支援機能が装備されていますが、これらはあくまで運転をサポートするものとして紹介されており、今回のプログラムではまず基本的な運転技術を学び、必要に応じて支援装備を活用していくとのことでした。

 実技は、車両の前後左右の位置関係を把握する「見切り」や、状況に応じたハンドルの切り方など、運転の基本となるポイントを中心に進められます。単にクルマを動かすだけでなく、どこを見て、どのように操作すれば良いのかを理解することに重点が置かれています。

レッスンでは車庫入れのプログラムも。こういった実践的な内容は日常で運転する場面でも大いに役立ちそう

「安心ドライビングレッスン」で大切にしているのは、参加者が一つひとつの課題をクリアし、運転への苦手意識を少しずつ和らげていくことだといいます。

 実際に参加者からは、「最初は不安だったけど、また運転したい」「家のクルマでも試してみたい」といった前向きな感想が寄せられているそうです。

今後もこのようなイベントでレッスンをしていくかは現在検討中とのこと。このプログラムがあれば、運転の仕方で言い争う夫婦げんかも避けられるかも

 運転に自信がない人にとって、苦手な操作ができたという経験は、次の運転に踏み出す大きなきっかけになります。担当者によれば同プログラムの内容を、講習の場だけで終わらせるのではなく、日常生活のなかで再びハンドルを握り、自分のクルマで実践してみようと思えることを目指しているといいます。

 クルマを持つこと、乗ることだけでなく、自分の力で安心して運転できるようになること。その一歩を後押しするプログラムとして、今回の安心ドライビングレッスンは、マツダが掲げる「走る歓び」をより幅広い人に届ける取り組みの一つとなっていました。

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