「情報」と「エンターテイメント」の違いとは? 知れば深い車内の「音づくり」の世界
2026年10月3日、4日の2日間にわたって富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開催された「MAZDA FAN FESTA 2026 at FUJI SPEEDWAY」の会場にはさまざまなブースがありましたが、ピットビル屋上では、マツダ社員による「マツダ車のしくみ」を知る体験ができるゾーンが設けられていました。

その中で、普段は何げなく耳にしている車内での通知音や、車内でエンタメを楽しむ際に必須の車載スピーカーなど“クルマの中の音づくり”について体験できるブースも設けられていました。
マツダのプレミアムクロスオーバーSUVであるCX-60とCX-80に実際に乗り込んで音の世界を体験できるというもので、まずは”情報”である「通知音」から体験してみました。
普段日常で運転をしていると、車内ではドアが開いていることやバックギアに入っていること、シートベルトの着用を促すものから、衝突の危険がある際にブレーキ操作を促すものまで、さまざまな通知音が鳴ることがあります。
このブースでは、シチュエーションや緊急度の大小によってさまざまな情報としての「通知音」が用意されていることが体験でき、メーターの表示を見なくてもどのくらい緊急度が高いものなのか、直感的に理解できるようになっていることが理解できました。
さらにマツダでは、車内で音楽を大音量で聞いているときなど、通知音がかき消されてしまいそうな場合でも乗員が聞き取りやすいようにする技術も合わせて体験。普段何気なく聞いている「情報」としての音にも、人間がより分かりやすくするためにはどのようなものが最適か、マツダの「ドライバーに寄り添う音の工夫」を体験することができました。
「クルマの楽しみ」の幅を広げる18スピーカー構成の"立体音響"
クルマに搭載されているスピーカーは、車内エンタメにも関わる装備ですが、このイベントでは12スピーカー構成の純正BOSEサウンドを体験することができました。
すでにCX-60/CX-80に設定されているBOSEサウンドシステムは、ヨーロッパの音響賞である「EISAアワード(EISA AWARDS)2025-2026」において、ベストカーオーディオ(Best Car Audio)を受賞するなど、高い評価を集めています。
マツダではそれに加えて、次世代に向けてさらなる音響開発を進めているといい、それが今回CX-60で体験できた「立体音響」というものです。
CX-60/CX-80の標準スピーカーをベースに改良したものに加え、4つのルーフスピーカーと、リアドアに2つのトゥイーターをプラスした計18スピーカー配置で、「原音再生」をテーマに、サウンドをクルマのなかで立体的に再現するとのこと。
これによって室内に座りながら、周囲360度包まれるような立体的に「音」を楽しむことができるようになっており、実際に車内で聴いてみると、まるで映画館や大きなコンサートホールにいるような、臨場感のある迫力のサウンドを楽しめます。
この立体音響は通常の音楽でもライブ会場にいるようなサウンドが楽しめるのはもちろんですが、HDMI端子などを用いて停車中に映像作品を楽しむときにも活躍し、クルマのなかで過ごす時間の楽しみをより広げてくれる装備となるでしょう。
現時点ではまだ開発中とのことでしたが、その完成度は実際に聴いてみるとすでにかなり高いレベルとなっており、将来的にはマツダの「新たなサウンドシステム」として設定される日がやってくるかもしれません。
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