ワインディングでの走りを試す!帰路の気になる燃費は?

 その後はオートポリスへと向かうワインディングロードを走行します。

今回お借りした車両のボディカラーは、新型CX-5から導入された新色「ネイビーブルーマイカ」

「ミルクロード」と呼ばれるこの区間では、新型CX-5は軽快なハンドリングで各コーナーをスイスイと駆け抜けます。ステアリングスイッチで走行モードを「スポーツ」に切り替えるとエンジン回転数が上昇し、ステアリングも少し重くなり、より”スポーツカー”らしい操作感に変化します。

 このような場面では、アクティブ・サウンド・コントロールが良い音を響かせてくれます。とくに下り坂でマニュアルモードを使用しダウン操作を行うと、良い感じにブリッピング音を奏でてくれるので、よりワインディングが楽しく走れます。

  • ワインディングではSUVであることを忘れるくらい軽快で楽しい走り。マツダ車のマニュアルモードは「押してダウン、引いてアップ」のいわゆるレーシングパターンで、たまに6速ATがギア選択に悩んでいるような感じもあるが、アクセルを少し踏み込むなど、操作を変えることでクリアに

 また、今回から新たに装備された、先行車に近づきすぎないように自動的にブレーキをかけてくれるプロアクティブ・ドライビング・アシスト(PDA)が、一般道ではもちろんのこと、ワインディングでも先行車との適度な距離感を適正に保ってくれます。非常に有効な機能であることを実感できました。

 CX-5の走行性能の良さに加え、スポーツモードやマニュアルモードを活用しながら走ることで、市街地と山の上にあるオートポリスを毎日往復してもいいな!と思えるほど楽しめたというのが実感です。

 燃費ですが、4日間ワインディングを走り、市街地に降りて給油したところ、301km走行して28.50L給油(10.56km/L)という結果になりました。勾配の厳しいワインディング連続で走ったうえでの燃費で、かなり良かったと思います。

フロントインパネ上部が従来モデルのソフトからハードタイプに。朝日が昇る時間から日中、そして夕日がまぶしい夕刻とさまざまな時間に走行したが、シボ模様をうまく使っているのか、フロントウインドウ内側への写り込みがほぼなく、常に非常にクリアな視界を提供してくれた。普段触る部分でもないので、コストと実益を兼ねた改良ポイント

 さて帰り道です。同じように高速道路を一直線で帰宅しても良いのですが、せっかくなので、広島にあるマツダ本社に立ち寄りながら、一路横浜を目指すことにしました。

 途中、大阪で渋滞にハマり再びハンズオフ機能を体感しましたがやはり便利です。ハンドルから手を離して何をするかと言えば何もすることはないのですが、ハンドルを握るために肩に力が入っていることもあるので、リラックスできる点が疲労軽減にとても貢献することを実感しました。

  • LEDヘッドライトは明るくて優秀。個人的な好みの問題でもあるが、ファッションライトになるかもしれないものの、SUVという使われ方も考え、フォグランプのオプション設定があっても良いかもしれない。またフル液晶メーターが装備されているにもかかわらず、表示項目が少なく感じられ、せめてODO、TIRPメーターは常に表示していてほしいところ。ODO、TRIPはセンターモニターのホーム画面をカスタマイズすれば表示できるが、それではGoogleマップが半分しか使えず、せっかくの大画面がもったいないように思える

 再びたんたんと走行になるので燃費記録を載せていきます。

〇熊本県菊陽市ガソリンスタンド〜広島マツダ本社 区間燃費16.6km/L 平均燃費15.6km/L
【広島県内で給油 25.01L】 
〇広島県内〜大津SA(滋賀県) 区間燃費18.0km/L 平均燃費15.9km/L
〇大津SA(滋賀県)〜刈谷PA(愛知県) 区間燃費18.5km/L 平均燃費16.0km/L
〇刈谷PA(愛知県)〜足柄SA(静岡県) 区間燃費16.9km/L 平均燃費16.0km/L
【足柄SAガソリンスタンド 10L給油】
〇足柄SA(静岡県】〜神奈川県内 子安ガソリンスタンド 区間燃費22.5km/L 平均燃費16.1km/L
【子安ガソリンスタンド32.5L給油 足柄SAの10Lを足して42.4L 帰路高速 満タン法18.5km/L】

マツダR&Dセンター トータル2637.7km 平均燃費16.1km/L

マイルドハイブリッド搭載だが、モーターアシストがどの程度効いているか体感しづらい部分も。出力自体は抑えられているが、市街地の走り出しなどでモーターを積極的に活用しても良いのでは。そこは2027年に出ると言われているスカイアクティブZを組み合わせたフルハイブリッド仕様に期待したい

 トータル2637.7km走行し、給油回数は刻んだ分を含め合計177.51L。道中の高速道路から、一般道、ワインディング路でのスポーティな走りを全て含めた上で、満タン法では14.86km/Lとなりました。

 特に帰路はあまり燃費を意識せず普通に走行してみようという考えで、もちろん交通違反をしないように走っていますが、ときに渋滞、ときに流れを引っ張るような走りなどもしてきた一般的な使い方なのではと思います。

 そのような走り方も含めて、かつ暑い時期でエアコンONの状態ながらトータルで約15km/L前後の燃費という、WLTCモードとの隔たりも少なくカタログ通りの結果になったのではと思います。高速道路を中心に80〜90km/hペースで走れば、1タンク(56L)で800~900kmの走行が狙えるのではないかという結果でした。

  • 途中で広島のマツダ本社にも立ち寄り。高速走行中に満タン給油をした際には、巡行可能距離として「910km」の表示
  • 道中で車中仮眠も体験、身長172cmの筆者もフラットに寝ることができる。オプションで車中泊パッケージというものも。ウインドウシェードやラゲッジマットがあるので、活用すればラゲッジでもより快適に寝られるかも

 6日間2637kmというロングランで、日常使いから長距離まで走りましたが、出来栄えはとても良く、非常に高い完成度だと感じました。ロングランをしても疲れがなかったですし、車両価格も抑えられていて非常に魅力的で良いクルマでした。

 マツダを支える屋台骨と言われる新型CX-5ですが、販売目標も軽くクリアしているということにも納得です。ミドルSUVかいわいを引っ張る主役級の存在であると実感できました。

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