コンパクトSUVなのに荷物がたくさん積める！マツダ「CX-30」のラゲッジルームに隠された"使いやすさの秘密"とは | まつだのニュース

コンパクトSUVなのに荷物がたくさん積める！マツダ「CX-30」のラゲッジルームに隠された“使いやすさの秘密”とは

2025.8.29

くるまのニュース編集部

都市部でも扱いやすいボディサイズのマツダ「CX-30」は、SUVならではの積載性を兼ね備えています。本記事では、カタログでは見えない荷室の実用性や拡張性を、公式動画とともに詳しくレビューします。

　マツダ「CX-30」は、2019年に登場したコンパクトクロスオーバーSUVです。ベースとなる「マツダ3」の走行性能や質感を受け継ぎながら、SUVならではの高い視点や悪路走破性をプラスしています。

　全長は4395ミリ、全幅は1795ミリと、日本の都市部で扱いやすいサイズに収まりつつ、最低地上高は175ミリを確保しており、例えば雪道やキャンプ場などの未舗装路にも対応できる設計です。

　外観デザインは「魂動（こどう）」デザインを採用し、シンプルかつ上質なフォルムを実現しています。インテリアは落ち着きと高級感を兼ね備え、スイッチ類や素材感にもこだわりが見られます。

　運転支援機能や先進安全装備も充実しており、街乗りからロングドライブまで快適にこなせるモデルです。今回は、そんなCX-30のラゲッジルームに焦点を当ててみたいと思います。

　CX-30のラゲッジ容量は、後席を使用した状態で約430リットル（サブトランク含む）です。この広さは、折り畳んだベビーカーと大型スーツケースを同時に積み込めるほどで、日常の買い物や家族での外出、週末のレジャーにも十分対応できます。

　荷室の奥行きはおよそ810ミリ（リアシート下端まで）、幅はタイヤハウス間で1000ミリ、高さは約780ミリあります。後席を倒すと奥行きは最大1730ミリまで拡大し、長尺物や大きな荷物も収納できます。

　また、開口部は幅1040ミリと広く、下端の高さは731ミリと低めに設定されています。これにより、重い荷物を持ち上げる際の負担を軽減し、積み下ろしをスムーズに行えます。

　床面はほぼフラットで段差が少ないため、荷物を滑らせて積むような使い方もしやすい構造になっています。

　マツダ公式動画「MAZDA CX-30 荷物はどれくらい載せられる？」では、実際に荷物を積み込む様子が映し出されています。

　スーツケースや旅行バッグ、ゴルフバッグなどを積み込むシーンでは、荷室の広さだけでなく、形状や開口部の作りの良さもよくわかります。低めに設定された開口部のおかげで、小さな子どもでも比較的容易に荷物の出し入れが可能です。

　動画では、パワーリフトゲートの動作も紹介されています。スイッチひとつで開閉できるため、荷物を両手で持ったままでも操作が可能です。こうした機能は、単なる容量の大きさだけでは測れない、実用性を高めている装備のひとつです。

　CX-30の荷室は、日常での扱いやすさを重視した設計になっていることがおわかりになったかと思います。

　後席を倒した際の広々とした空間は、例えばアウトドアや引っ越しなど大きな荷物を運ぶ場面で非常に頼もしいものです。

　しかし、後席を使用したままでは奥行きが限られるため、大人数での旅行や大型荷物の多いシーンでは積載に工夫が必要になります。そんなシーンが多い人には、CX-30よりも広い荷室を確保した「CX-5」や「CX-60」がオススメと言えるでしょう。

　それでも、都市部での取り回しの良さやスタイリッシュなデザイン、走行性能を考えれば、CX-30はとても魅力的な1台ではないでしょうか。