残価設定ローンでCX-30を購入!賢く新車に乗るための完全ガイド

 マツダ「CX-30」は、美しいデザインと卓越した走行性能で、多くのドライバーを魅了しています。都市の街並みにも、自然の中にも映えるその姿は、まさに洗練された存在感を放ち、乗るたびに上質な体験を提供してくれます。

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マツダ「CX-30」は全長4395mm×全幅1795mm×全高1540mmのミドルサイズSUV。そのコンパクトな車体は機械式立体駐車場に対応するなど、都市部でのニーズにも応える

 しかし、その魅力に引かれつつも、「新車は高価で手が出しにくい…」と感じている人も少なくないのではないでしょうか。

 本記事では、そんな憧れのCX-30を賢く手に入れるための一つの答えとして、「残価設定ローン」を徹底解説します。

 この新しいクルマの乗り方を理解すれば、CX-30とのカーライフがぐっと身近なものになるはずです。

残価設定ローンとは?基本の仕組みを徹底解説

「残価設定ローン」、あるいは「残クレ」という言葉を耳にしたことはあっても、その仕組みを正確に理解している人は意外と少ないかもしれません。これは、新車購入のハードルを大きく下げてくれる、非常に合理的な支払い方法です。

 残価設定ローンとは、車両本体価格から、あらかじめ設定した数年後の下取り保証額(=残価)を差し引き、残りの金額を分割で支払うローンのことです。

マツダでは「マツダスカイプラン」という残価設定ローンを用意している

 例えば、300万円のクルマを5年間の残価設定ローンで購入し、5年後の残価が120万円に設定されたとします。

 この場合、購入者はまず差額の180万円(300万円-120万円)を、5年間(60回)の分割で支払っていくことになります。

 そして、最終回の支払い時に、据え置いていた残価120万円をどうするか、選択するという流れです。

 基本的に残価設定ローンの最終回には、以下の3つの選択肢が用意されています。

1.新しいクルマに乗り換える:乗っていたCX-30を返却し、その時点での査定額と残価の差額を頭金にして、新しいマツダ車に乗り換える。
2.クルマを返却する:乗っていたCX-30をディーラーに返却して、ローンを完了させる。
3.クルマを買い取る:据え置いていた残価(この例では120万円)を一括で支払うか、再度ローンを組んで支払い続け、CX-30を完全に自分のものにする。

CX-30を残価設定ローンで購入するメリット

 では、具体的にCX-30を残価設定ローンで購入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 最大のメリットは、月々の経済的負担を軽減できる点です。

 通常のローンであれば月々の支払いが5万円になるプランでも、残価設定ローンなら3万円台に抑えられる、といったケースも珍しくありません。

 これにより、ワンランク上のグレードやほしかったメーカーオプションに手を伸ばしやすくなるでしょう。

マツダスカイプランをおすすめできる人のイメージ。初めてのクルマやセカンドカーを検討中、家族構成やライフスタイルに変化のある人、現金や一般的なクレジットでクルマを購入してきた人など多岐にわたる

 また、3年や5年といった比較的短い期間で契約が満了するため、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。

「結婚を機に大きなクルマへ」「最新の安全装備が搭載されたモデルへ」といった乗り換えがスムーズに行えるのは、技術が日進月歩で進化する現代において大きな利点です。

 さらに、残価設定ローンは、月々の支払い額だけでなく、初期費用を抑えることにもつながります。

 頭金なしで契約できるプランも多く、貯蓄に余裕がない若い世代でも、憧れの新車に乗ることが可能です。

残価設定ローンの注意点も知っておこう

 多くのメリットがある一方で、残価設定ローンには契約前に必ず理解しておくべき注意点が存在します。

残価設定ローンのデメリットについても把握しておく必要がある。一般的に残価設定ローンの注意点と呼ばれるものは以下だ

(1)契約時に年間の走行距離(例:1万2000km/年など)の上限が定められます。この距離を超過して最終回を迎えた場合、1kmあたり10円〜20円程度の超過料金を請求されるのが一般的です。

 日々の通勤や週末のレジャーで長距離を走る人は、ご自身の使い方に合ったプランか慎重に検討する必要があります。

(2)ローン期間中のクルマの所有権はディーラーや信販会社にあるため、原則としてクルマを元の状態に戻せないようなカスタマイズは認められません。

 ホイールの交換やエアロパーツの装着などは、返却時の査定額に影響し、追加の支払いが発生する可能性があるため注意が必要です。

(3)乗り換えや返却を選択する場合、クルマの状態は厳しくチェックされます。
 
 内外装の大きな傷やへこみ、シートのシミ、タバコの臭いやペットによる損傷などは、査定額の減点対象となり、修理費用や追加精算金を請求される原因となります。残価は「一定の基準を満たした状態」であることが前提なのです。

(4)月々の支払いが安く感じられるため見落としがちですが、金利は据え置いた残価を含めた車両価格全体にかかることがほとんどです。

 そのため、最終的にクルマを買い取った場合の総支払額は、通常のローンよりも高くなる傾向にあります。金利のパーセンテージは必ず確認しましょう。

賢く契約するために! シミュレーションとチェックポイント

 では実際に、CX-30で具体的な支払いシミュレーションを見てみましょう。また、契約で失敗しないためのチェックポイントもご紹介します。

 ここでは記事中の写真で使用しているCX-30 XD Touring(4WD)、車両本体価格353万1000円を例に、あくまで参考値として5年間(60回または61回)のローンでシミュレーションしてみます。

 残価設定ローンの月々の支払額を算出する前に、5年間(60回)を頭金・ボーナス払いなしでフルローン(金利は5.9%として)を組んだ際の試算をしてみました。

 計算してみると、月々の支払額は約6万8100円となりました。

 毎月7万円近くの出費となると、額も大きいと感じる人も少なくないかと思います。

残価設定ローンは月々の支払額を少なくできる

 では同じモデルで、ほぼ同じ支払い期間(回数)の残価設定ローンの場合、月々の支払額はどう変わるのでしょうか?

 残価設定額はマツダが設定するCX-30の残価率は40%なので、141万2400円です。

 この条件の場合、ローン元金は「353万1000円-141万2400円=211万8600円」となります。

 これを基に、残価設定ローン(マツダスカイプラン)で設定されている金利3.9%で計算すると、月々の支払額は約3万8300円になることが想定されます。

 そして5年後、このCX-30を買い取る場合は、残価の141万2400円を一括または再ローンで支払うことになります。

 フルローンで組むと月々の支払額は約6万8100円だったところが、残価設定ローンの場合は約3万8300円となるわけです。

 これであれば、許容範囲という人も多いのではないでしょうか。

 もちろん、頭金を入れるなどしてローン元金を減らせば、月々の支払額をさらに下げるといった調整も可能になります。

※上記はあくまで概算です。実際の金額は、販売店、時期、金利、オプションの有無によって大きく変動します。必ず正規ディーラーで詳細な見積もりを取得してください。

CX-30と残価設定ローンで新しいカーライフを!

 いかがでしたでしょうか。残価設定ローンは、メリットとデメリットを正しく理解し、ご自身のライフスタイルに合わせて活用すれば、憧れのCX-30を驚くほど手軽に、そして賢く手に入れることができる非常に有効な手段です。

残価設定ローンを賢く使えば、手軽にCX-30をマイカーにできる

 月々の負担を抑えながら最新のモデルに乗り、数年後の未来に合わせて柔軟な選択ができる。そんな新しいカーライフの扉を開いてみてはいかがでしょうか。

 少しでも興味が湧いたら、まずは一度マツダのディーラーに足を運び、専門のスタッフに相談しながら、あなただけの支払いプランをシミュレーションしてもらうことを強くお勧めします。

 きっと、CX-30との生活が現実的な目標として見えてくるはずです。

感性を刺激するジャストサイズのSUV「CX-30」について詳しくはこちら

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