改めて「CX-30」に試乗。その魅力を再確認してみた
「CX-3以上、CX-5未満」――それがマツダにおける「CX-30」の立ち位置ではないでしょうか。全長は4395mmなので、CX-5と比べると180mm短い設計。そして全幅が1795mmとギリギリ1700mm台に抑えられているのはポイントですね。
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つまり1800mm未満というわけですが、やはり1.8mを超えると駐車場(駐車枠)の狭さを感じることがあります。しかしCX-30のように1700mm台に踏みとどまっていれば、一般的な駐車場なら無理なく扱えるサイズというわけです。
加えて全高は1540mmと、一般的な機械式立体駐車場(ミニバンやSUV対応ではない)へ入庫できる高さであるのも見逃せないところ。自宅や出かけた先などで機械式立体駐車場が使えるというのは利点の一つになり得ます。
以上よりCX-30の魅力を挙げるとすれば、まずはサイズ感でしょう。駐車場事情などを考えると、CX-5では「やや大きすぎる」と判断する人もいるはず。そのような人にとってCX-30は“ちょうどいいクルマ”なのです。
畳んだベビーカーなら楽々積めるラゲッジスペース
特にラゲッジスペースは床下収納を含み430Lと、このサイズのSUVのなかでは広い部類です。たとえば小さな子どものいるファミリーなら、畳んだベビーカーを積むのも楽々。後席使用時の床面の前後長は80cmを超えます。

「車体はコンパクトがよいけれど、荷室は広いほうがよい」という人にとって、CX-30のパッケージングは理想といえるでしょう。CX-5ほどのゆとりはありませんが、運転しやすさまで含めた絶妙なバランスが使い勝手の良さにつながっているのです。
ただ、後席のひざ周りは広いとは言い難いところ。購入を検討するなら、ここは必ず実車で確認しておきたいポイントですね。
ところで、CX-30はパワートレインにも他社にはないアドバンテージがあります。

