「エクスクルーシブモダン」と「エクスクルーシブスポーツ」
そこから上のグレードを見ていくと、ディーゼルのマイルドハイブリッド車だけに用意されるのが「エクスクルーシブモダン」と「エクスクルーシブスポーツ」。どちらもシート表皮はナッパレザーです。前者は「エクスクルーシブモード」の上位版で、インテリアカラーがピュアホワイトとなるのも特徴です。一方後者は、ブラック内装としたスポーツタイプ。6人乗りと7人乗りが選べます。
「プレミアムモダン」と「プレミアムスポーツ」
そしてディーゼルマイルドハイブリッド車のほか、プラグインハイブリッド車にも用意されるのが「プレミアムモダン」と「プレミアムスポーツ」。前者はラグジュアリータイプの最上級仕様、後者はスポーティラグジュアリー仕様といえばイメージがつかみやすいでしょう。
前者はピュアホワイトのナッパレザーとしているところまでは「エクスクルーシブモダン」と同じですが、ドアトリムの加飾に本杢(本物のウッド)を使うほか、インパネに布を張って「掛け縫い」と呼ぶ職人が手仕上げで作り上げた独自のステッチを施している、ぜいたく極まるインテリアがハイライト。最高峰グレードにふさわしい、圧巻の上質感です。
一方で「プレミアムスポーツ」は、ダッシュボードやハンドルとシートの一部に「レガーヌ」と呼ぶバックスキン調の合成素材(本物のバックスキンよりも風合いと肌触りがいい!)をコーディネートし、タンカラーで仕立てているのは特徴。上質でクラシカルな雰囲気が魅力です。
「プレミアムモダン」も「プレミアムスポーツ」も、CX-80の最高峰にふさわしい満足度をオーナーに与えてくれることでしょう。
グレードはパワーユニットとシートレイアウトから選択していく
さて、そんなCX-80のグレード構成は、価格(予算)からのセレクトのほか、2つのアプローチが考えられます。
ひとつはパワーユニットからのアプローチ。「XD」、「Sパッケージ」「エクスクルーシブモード」は非ハイブリッドのディーゼル専用で、「Lパッケージ」のみディーゼルのほかPHEVが選べます。
一方「エクスクルーシブモダン」と「エクスクルーシブスポーツ」はディーゼルマイルドハイブリッドだけのグレード。「プレミアムモダン」と「プレミアムスポーツ」はディーゼルマイルドハイブリッドとPHEVが選べます。
「エクスクルーシブモダン/エクスクルーシブスポーツ」に対し「プレミアムモダン/プレミアムスポーツ」はひときわ上級のグレードと捉えるのが正解。例外的に「Lパッケージ」が選べますが、基本的にPHEVは最上級グレードだけの設定なのです。
もうひとつは、シートレイアウトからのアプローチ。もし7人乗りが欲しいならばマイルドハイブリッドではないディーゼルが基本で、例外的に「Lパッケージ」のみPHEVも選べます。
一方で6人乗りが選べるのは、「Lパッケージ」以上となり、「エクスクルーシブモダン」と「プレミアム」系は6人乗りしか選べません。加えて、2列目と3列目間で前後ウォークスルーができる“センターウォークスルー”仕様は、全グレードの中でも「Lパッケージ」のみ。ラインナップ中唯一ディーゼルとPHEVが選べることからも、ある意味「Lパッケージ」は独自の存在と言えるでしょう。
グレード選びに迷ったら「Lパッケージ」を基準に考えるべし!
さて、グレード選びに迷ったらどうすればいいか? もしパワーユニットも決めていないなら、オススメは「Lパッケージ」を基準に考えること。ある程度装備が充実する「Lパッケージ」よりもシンプルな装備でいい、もしくは安価なプライスを求めるのなら「Sパッケージ」や「XD」が選択肢となりました。
一方で装備を充実させたいのなら、非ハイブリッドのディーゼルであれば「エクスクルーシブモード」、ハイブリッドのディーゼルなら「エクスクルーシブモダン」、そしてそれ以上を求めたりPHEVを狙ったりしたいなら「プレミアムモダン」に手を伸ばせばいいのです。
また、スポーティなテイストが欲しいなら「エクスクルーシブスポーツ」や「プレミアムスポーツ」を選ぶのもいいでしょう。
ところで、もし残価設定ローンで購入するのならば狙いを定めたグレードだけでなく「狙っているものよりひとつ上」のグレードの見積もりもとることをおすすめします。なぜなら、残価設定ローンのマジックで毎月の支払額の差が意外に少ない可能性もあるからです。
それではみなさん、幸せになれるCX-80選びを!