絶対性能や限界の高さではない、乗り味の奥深さを具現化した車高調整式サスペンションキット

 マツダ車専門のカスタムパーツメーカーであるAutoExe(オートエクゼ)は2025年7月17日、CX-80用の「ストリートスポーツサス・キット」を同日より販売開始したと発表しました。

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CX-80用の「ストリートスポーツサス・キット」

「ストリートスポーツサス・キット」は、マツダの元エンジニアで、サスペンションの権威として数々のスポーツカーの開発に携わった貴島孝雄氏が提唱する「動的感性工学」に基づき誕生した車高調整式サスペンションです。

 ダンパーとスプリングを自在に組み合わせる一体設計のアドバンテージを存分に生かし、単に絶対性能や限界の高さではない、乗り味の奥深さを具現化していると言います。

 CX-80用「ストリートスポーツサス・キット」の車高調整範囲は-15〜-35ミリで、基準とする車高設定は純正比-25mmに設定。クルマが動き始める瞬間から減衰力を素早く立ち上げ、ロールスピードを的確にコントロールするツインチューブダンパーと、あえてバネ定数を下げた専用スプリングの組み合わせで、キビキビかつ突き上げ感を抑えたしなやかな乗り味を実現しているとのことです。

 基本セッティングは兄弟車種のCX-60を踏襲しているものの、車重やホイールベースの変更に合わせてバネの硬さやショックアブソーバーの減衰力をリセッティングし、専用品番を設定したと言います。

 オートエクゼは、CX-80用の「ストリートスポーツサス・キット」を装着の際は、ローダウンに伴い悪化するスタビライザーの取り付け角度を補正し、スタビライザー本来の性能を取り戻せる「アジャスタブルスタビライザーリンク」(1万6500円、税込み・以下同)の同時装着を推奨しています。

ローダウン後のスタビライザーの取り付け角度を補正する「アジャスタブルスタビライザーリンク」(1万6500円、税込み)

 CX-80用の「ストリートスポーツサス・キット」の適合車種は、ディーゼルハイブリッド車およびディーゼル車となっています。

 減衰力は固定式で、バネ定数はフロントが61.7N/mm、リアは55.9N/mmを採用。価格は24万7500円です。

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