専用ローダウンサスペンションキットを初公開
2025年1月10日、マツダのカスタムパーツを手掛けるAutoExe(オートエクゼ)は、「東京オートサロン2025」でマツダのフラッグシップSUV「CX-80」専用チューニングキット「AutoExe KL-07」を装着したモデルを初公開しました。

今回、東京オートサロン2025の開催に合わせて満を持して投入されたのが、マツダのフラッグシップモデルであるCX-80を一層特別な存在へと仕立て上げるチューニングキット「AutoExe KL-07」です。
KL-07とは、CX-80の型式「KL」から由来し、07は第7世代という意味を持っています。
オートエクゼは“ストリートベスト”という製品開発コンセプトを基本とし、第7世代のテーマとして、「Tune Your Life」を掲げて開発されています。
このワードには、「単にクルマの性能アップだけに終始するのではなく、あなたのLife全体のチューンナップへ繋がって行くものでありたい」という意味が込められているとのことです。
そんなチューニングキットのAutoExe KL-07は、ボディのねじれ剛性をアップする「モーションコントロールビーム」や、約25mm車高を下げることが出来る「ローダウンスプリング」(ディーゼルハイブリッド用)などを追加しました。
すでに発売済みのスタイリングキットや、スポーツマフラー&ガーニッシュといったカスタマイズアイテムに加え、走りのテイストまで一体感のあるAutoExeチューンが施されたモデルとして、トータルで仕上げることができるようになったのが今回の大きなニュースといえます。
なお、展示車両に装着されている「ローダウンスプリング」の乗り心地について、会場の説明スタッフは次のように説明します。
「基本は車高を下げて、第7世代のコンセプトに沿ってスポーティに仕上げていますが、フラッグシップモデルであるCX-80の上質な乗り心地の良さはなるべく生かす形で開発をしています」
なお発売については、2025年2月から3月にかけての時期を目指しているとのことです。
他のCX-80専用パーツとしては、走行性を高める「車高調整式ストリートスポーツサス・キット」や、エアインテークに装着するだけでレスポンス向上と軽快な吸気サウンドが楽しめる「ラムエアインテーク」(ディーゼル用とディーゼルハイブリッド用)といった、コンプリートチューンへ仕立てる本格パーツ群を開発中とのことでした。
ラムエアインテークを装着するとパワーとトルクが向上する反面、その分燃費の悪化が懸念されます。
その点についてスタッフは、「ラムエアインテークを装着すると吸入空気量を増やすことにより、むしろ理論的には効率が良くなります。反面、エンジンレスポンスが向上して吸気音も楽しめたりするので、いつもより余計にアクセルを踏んでしまうのも確かですね(笑)」と話していました。
なおラムインテークは、2列シートのフラッグシップモデル「CX-60」用が先行発売されています。
CX-60とCX-80は兄弟関係にあり、比較的に早めに市場投入できる見込みですが、やはりCX-80での実車適合確認が必要となるため、もう登場までにはもう少し時間がかかりそうだと会場スタッフは話していました。