「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」に到着 寄り道も旅の醍醐味

 まず立ち寄ったのは、伊豆縦貫自動車道沿いにある「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」(静岡県函南町)。いきなり大きな牛が扉から上半身を出しているモニュメントがあったり、ヨーグルトが出てくる蛇口があったり、これはトイレ休憩だけで済むはずがありません。

新東名高速道路の長泉沼津ICから伊豆縦貫自動車道を約20分走行すると「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」に到着!

 由美・まるもコンビは2Fにある、おいしい野菜と伊豆の恵みにこだわったレストラン「グリーングリルKISETSU」にて、苺(いちご)トマトスムージーをテイクアウト。酸味と甘みの絶妙なおいしさに癒やされます。

  • 自分で蛇口をひねって注ぐヨーグルトや、濃厚なソフトクリームを堪能する菜々子さんとななさんは「食も旅の醍醐味(だいごみ)だから実質0カロリー!」とのこと…

 菜々子・ななコンビは1Fの「オラッチェソフトクリームスタンド」で、函南町の学校給食で出される丹那牛乳を使ったソフトクリームにおおはしゃぎ。菜々子さんいわく「濃厚なのに後味がすきっとした甘さで、ものすごくおいしい!」

4人を乗せたCX-80は伊豆半島を南下! これからワインディングを体感しつつ、次なる目的地に向かう

 みんなでしばし、ワイワイと旅気分を味わって再び出発です。

ミニバンでは味わうことのできないワインディングでの走り 快適な2列目、3列目シートを体感

 ここからは運転席を由美さんに譲り、私は2列目シートへ。誕生日が2月23日(フジサン)ということもあって富士山大好きの由美さんが、どうしても行きたい絶景展望台があるのだとか。

4人を乗せたCX-80はワインディングに突入するが、同乗者は快適そのもの。ステアリングを握る由美さんは、ミニバンでは味わうことのできない、FRプラットフォームを採用したCX-80ならではの刺激的な走りを楽しんでいるよう

 しばらくすると、周囲の景色は緑に覆われてすれ違うクルマも少なくなってきました。道もくねくねとしたワインディングが続きますが、2列目シートのなんとゆったりしていることでしょう。ドリンクホルダー付きの大きなセンターコンソールがあって、ラクな姿勢で過ごせるし、カーブでの揺れも最小限。

  • 6人乗りのキャプテンシートモデルには、2列目シート中央に大型のアームレスト付きコンソールが配置される。前席コンソールボックスの後部に空調コントロールが配置されており、設定温度、吹き出し口調整、風量の設定が可能。また、USB Type-C電源が2口装備されるのもうれしいポイント

 CX-80は旋回中の姿勢を安定させてくれる、キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)を備えていることも、この快適性の秘密に違いないと感じます。

 到着したのは、駿河湾の向こうにそびえ立つ富士山を拝むことができるという、だるま山高原レストハウスの展望台。

だるま山高原レストハウスの展望台に到着! あいにくの天候だが、みんなで来れば楽しいから問題なし!

 意気揚々と駐車場から富士山の待つテラスへと歩いて行った4人でした…が。あれれれ! なんということでしょう、どこからかモクモクとした雲が現れ、すっぽりと富士山を隠してしまっているではないですか。由美さん、ガックリ。でもキラキラと輝く駿河湾を目に焼き付け、気を取り直して最終の目的地、修善寺へと向かいます。

  • すっかり女子旅を楽しむ4人。だるま山高原は、その名の通り高台にあり、近くに駅もないので基本的にクルマでないと行けない場所。CX-80だったからこそ、道中も楽しく、快適に移動することができたと感じる

 この区間では、3列目シートに座ってみました。乗り込む時にはサッと2列目シートが前にスライドしながら倒れるので、アクセスは良好。座ってみると座面も背もたれもたっぷりとした大きさで、足元もまだ膝のスペースにゆとりがあります。

ステップが設けられ、ドア開口部の高さも乗り降りしやすいように考慮されているため、3列目への乗り降りは実にスムーズ

 ドリンクホルダーは左右で4つもあり、エアコン吹き出し口があって乗り心地も落ち着いているので、ロングドライブでも大丈夫。

  • 3列目は身長約170cm相当の人が着座した場合でも快適な状態を目指して設計されており、2列目シートとの膝のスペースにもゆとりがある。またドリンクホルダーはもちろん、エアコン吹き出し口やUSB Type-C電源も設けられており、2列目同様に快適な車内空間を実現している

 SUVの3列目シートというと簡易的なものが一般的ですが、CX-80は衝突安全テストも厳しい基準でクリアしており、広さだけでなく安全性を含めてちゃんと6人乗りとして使えるのだと実感しました。

CX-80はテーパー形状のリアフレームを採用しており、日本の法規で定められた安全基準はもちろん、評価基準外の要件も加味したマツダ独自の評価基準を基に設計されている

 乗員が快適に移動できる3列シートのクルマというとミニバンをイメージしがちですが、CX-80ならミニバン派の人にもおすすめ。さらにCX-80には、ミニバンでは味わうことのできないSUVならではの“走りの楽しさ”と、高い後面衝突安全性能を確保しているという優位点があります。

 ちなみに3列目シートを使っている時でも、私や由美さんのムダに大きいバッグに菜々子ちゃんの謎の紙袋、ななちゃんの上着まで問題なく積めました。これなら旅行バッグやベビーカーもOKです。

  • 3列目シート展開時(左)3列目シート格納かつ、トノカバーを装着した状態(右)。3列目シート展開時でも旅行バッグやベビーカーを載せられるスペースが確保されており、3列目シートを格納した際は、ゴルフバッグを縦に寝かせて載せられるほどのスペースが出現する

 荷物が多い時には、3列目シートを倒せば大きいスーツケースなども余裕で積み込めると思います。パワーリアゲートも装備されており、いつも両手に荷物を持つことが多い子育て期でも、開閉がラクなのがうれしいところです。

 ワインディングの途中で再びドライバーをチェンジし、私(筆者のまるも亜希子)もCX-80ならではの走りを体感しながら、ワインディングを走行します。

走行モードを切り替えることができるシステムの「Mi-Drive」をSPORTモードに切り替えると、エンジンとモーターの動力を併用して応答性が最大になり、アクセルペダルを踏み込んだ際のレスポンスを高め、さらに力強く加速する

「Mi-Drive(マツダ インテリジェント ドライブ セレクト)」でSPORTモードを選択して、後輪駆動ベースらしい路面トレース性の良さ、じわりと荷重移動してカーブを抜けていくスポーティさを堪能。

  • 「Mi-Drive」の切り替えスイッチは、シフト前に配置され「SPORT」「NORMAL」「OFF-ROAD」の3モードから選択が可能。走行モードを変更すると、メーター内の表示が切り替わる演出も“走る楽しさ”を際立てる

 ミニバンでこれをやったら後席からクレームがくるところですが、CX-80は後席まで「気持ちいい〜!」と楽しんで過ごしてくれるのが素晴らしいと実感しました。

「CX-80なら、家族みんなの賛成も得られやすそう」「見た目のデザインも、内装の雰囲気もセンスがとても良くて、こんなクルマでドライブデートとか最高!」といった女子トークで車内は盛り上がったまま、CX-80は修善寺を目指します。

マツダのフラッグシップSUV「CX-80」について詳しくはこちら

NEXT PAGE修善寺に到着 3列シートSUVの大柄なボディサイズながら、狭い道でも安心して運転できる理由
PHOTO GALLERY【画像】上質であり刺激的!「CX-80」で行った女子旅の様子をもっと見る(124枚)