「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」に到着 寄り道も旅の醍醐味
まず立ち寄ったのは、伊豆縦貫自動車道沿いにある「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」(静岡県函南町)。いきなり大きな牛が扉から上半身を出しているモニュメントがあったり、ヨーグルトが出てくる蛇口があったり、これはトイレ休憩だけで済むはずがありません。
由美・まるもコンビは2Fにある、おいしい野菜と伊豆の恵みにこだわったレストラン「グリーングリルKISETSU」にて、苺(いちご)トマトスムージーをテイクアウト。酸味と甘みの絶妙なおいしさに癒やされます。
菜々子・ななコンビは1Fの「オラッチェソフトクリームスタンド」で、函南町の学校給食で出される丹那牛乳を使ったソフトクリームにおおはしゃぎ。菜々子さんいわく「濃厚なのに後味がすきっとした甘さで、ものすごくおいしい!」
みんなでしばし、ワイワイと旅気分を味わって再び出発です。
ミニバンでは味わうことのできないワインディングでの走り 快適な2列目、3列目シートを体感
ここからは運転席を由美さんに譲り、私は2列目シートへ。誕生日が2月23日(フジサン)ということもあって富士山大好きの由美さんが、どうしても行きたい絶景展望台があるのだとか。
しばらくすると、周囲の景色は緑に覆われてすれ違うクルマも少なくなってきました。道もくねくねとしたワインディングが続きますが、2列目シートのなんとゆったりしていることでしょう。ドリンクホルダー付きの大きなセンターコンソールがあって、ラクな姿勢で過ごせるし、カーブでの揺れも最小限。
CX-80は旋回中の姿勢を安定させてくれる、キネマティック・ポスチャー・コントロール(KPC)を備えていることも、この快適性の秘密に違いないと感じます。
到着したのは、駿河湾の向こうにそびえ立つ富士山を拝むことができるという、だるま山高原レストハウスの展望台。
意気揚々と駐車場から富士山の待つテラスへと歩いて行った4人でした…が。あれれれ! なんということでしょう、どこからかモクモクとした雲が現れ、すっぽりと富士山を隠してしまっているではないですか。由美さん、ガックリ。でもキラキラと輝く駿河湾を目に焼き付け、気を取り直して最終の目的地、修善寺へと向かいます。
この区間では、3列目シートに座ってみました。乗り込む時にはサッと2列目シートが前にスライドしながら倒れるので、アクセスは良好。座ってみると座面も背もたれもたっぷりとした大きさで、足元もまだ膝のスペースにゆとりがあります。
ドリンクホルダーは左右で4つもあり、エアコン吹き出し口があって乗り心地も落ち着いているので、ロングドライブでも大丈夫。
SUVの3列目シートというと簡易的なものが一般的ですが、CX-80は衝突安全テストも厳しい基準でクリアしており、広さだけでなく安全性を含めてちゃんと6人乗りとして使えるのだと実感しました。
乗員が快適に移動できる3列シートのクルマというとミニバンをイメージしがちですが、CX-80ならミニバン派の人にもおすすめ。さらにCX-80には、ミニバンでは味わうことのできないSUVならではの“走りの楽しさ”と、高い後面衝突安全性能を確保しているという優位点があります。
ちなみに3列目シートを使っている時でも、私や由美さんのムダに大きいバッグに菜々子ちゃんの謎の紙袋、ななちゃんの上着まで問題なく積めました。これなら旅行バッグやベビーカーもOKです。
荷物が多い時には、3列目シートを倒せば大きいスーツケースなども余裕で積み込めると思います。パワーリアゲートも装備されており、いつも両手に荷物を持つことが多い子育て期でも、開閉がラクなのがうれしいところです。
ワインディングの途中で再びドライバーをチェンジし、私(筆者のまるも亜希子)もCX-80ならではの走りを体感しながら、ワインディングを走行します。
「Mi-Drive(マツダ インテリジェント ドライブ セレクト)」でSPORTモードを選択して、後輪駆動ベースらしい路面トレース性の良さ、じわりと荷重移動してカーブを抜けていくスポーティさを堪能。
ミニバンでこれをやったら後席からクレームがくるところですが、CX-80は後席まで「気持ちいい〜!」と楽しんで過ごしてくれるのが素晴らしいと実感しました。
「CX-80なら、家族みんなの賛成も得られやすそう」「見た目のデザインも、内装の雰囲気もセンスがとても良くて、こんなクルマでドライブデートとか最高!」といった女子トークで車内は盛り上がったまま、CX-80は修善寺を目指します。