総勢34台もの「CX-60/CX-80」が集結!
毎年、多くの参加者でにぎわうイベントとして定着したといっても過言ではないのが「マツダファンフェスタ」です。今年は開催日を2日間に増やして、2024年10月19日、20日に富士スピードウェイ(静岡県小山町)を会場に開催されました。
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マツダファンフェスタでは787Bに代表される往年のレーシングカーや、マツダミュージアムに収蔵されている歴史的車両の展示、そして本コースを使用して行われるレースイベントなど、見て楽しむコンテンツが盛りだくさんなことは知られていますが、それとは別にマツダ車オーナーの交流の場が設けられているのも魅力です。
今回の富士ではマツダのプレミアムSUVであるCX-60と、2024年10月10日に発売されたばかりのCX-80のオーナーを対象としたミーティングが実施され、総勢34台もの車両が集結。発売直後にもかかわらず、CX-80も5人のオーナーが参加しました。
今回のオーナーズミーティングはYouTubeチャンネル「マツダを語りたいだけのチャンネル」を運営する“カタリさん”の協力で実現したもので、カタリさんご本人もCX-60からCX-80へと乗り継いだ経験を持つ人です。
そんなカタリさんが過去にご自身でオーナーズミーティングを開催していたところ、マツダファンフェスタ側から「ぜひ富士でもオーナーズミーティングをやってください!」と打診を受け、今回の開催にこぎつけたとのこと。
「せっかくマツダファンフェスタで開催するのであれば、CX-80の開発陣にも話が聞きたい」というカタリさんのリクエストに応える形で、当日はデザイン本部 デザイン主査 兼 CX-60、CX-80チーフデザイナーの玉谷聡氏と車両開発本部 車両開発推進部 副主査 鈴鹿浩昭氏の2人がオーナーズミーティングに参加し、オーナーからの質問に答える質疑応答の時間も設けられました。
なかでも多くのユーザーが気になるであろう、CX-60とCX-80の乗り味の方向性の違いについては、「CX-60はドライバーズカーとしてステアリングを握る人が楽しく運転できるようにしており、CX-80は運転の楽しさはキープしながらも、3列シート車ということでサスペンションを穏やかな方向に味付けしたほか、静粛性も上げています」と鈴鹿氏は話し、想定するユーザー層に合わせて乗り味を変えていることをアピールしました。
またデザインについては、「CX-60とCX-80で変わっていないように思われがちですが、骨格が異なるため全体のデザインは大きく変えている感覚です。インテリアもCX-60と同じじゃないかという意見もありますが、これはCX-60で出し惜しみをしなかった裏返しなんです」と玉谷氏は話し、今後年次改良を行っていく上で、両車のさらなる差別化を進めていく可能性を示唆しました。
このように、普段はなかなか触れ合うことができない開発陣とのコミュニケーションも取ることができたCX-60/CX-80オーナーズミーティング。開発陣もユーザーと直接話すことで本音や思い、そして温かみを感じる一方で開発する上での重みを再認識したと話しており、互いに貴重な体験ができたようです。