アクセルが心地よい! 新型WRX S4の走りを堪能しよう
スバルのスポーツセダン「WRX S4」がフルモデルチェンジし、2021年11月に新型モデルが発表されました。

新型WRX S4のエンジンは、従来型の2リッターターボから2.4リッターターボへと拡大しましたが、最高出力は221kW(300PS)/5600rpmから202kW(275PS)/5600rpmへとダウン。最大トルクについても400Nm(40.7kgf・m)/2000-4800rpmから375Nm(38.2kgf・m)/2000-4800rpmへと減少しています。
新型WRX S4の燃費は約8%向上したといい、ターボはウエストゲートバルブ、そして吸気側圧力をコントロールするエアバイパスバルブを電子制御化したことで、緻密な過給圧制御をおこなえるようになったとのことですが、果たしてどうでしょうか。
ちなみに、筆者(橋本洋平)はステーションワゴン「レヴォーグ」(1.8リッターターボ)を所有しており、事実上レヴォーグのセダン版である新型WRX S4は個人的にかなり気になる存在でした。
スバルグローバルプラットフォーム(SGP)+フルインナーフレーム構造はレヴォーグと変わらずの手法ですが、リアはセダンボディならではのバルク構造を採用することで取り付け部剛性がさらに向上しています。
構造用接着剤も従来型が7mだったのに対し、新型は26mまで引き伸ばしたのだというから興味深いところです。結果、従来型比で静剛性は+28%、動剛性は+11%も引き上げることに成功したとのことですから、期待が高まります。
そのような新型WRX S4のステアリングを託されたのは、東京湾アクアラインの海ほたるパーキングエリアでした。ドライバーズシートに収まってみると、インテリアはレヴォーグと似て非なるものといった感覚です。
オプションのレカロシートは電動で、ポジションをセットすることが可能なところは相変わらずなものの、包み込まれるようなホールド感と滑りにくさは別物です。スピードメーターは280km/hスケールとなり、左下にはブースト計まで映し出されていました。座った時点でかなりスポーティ、走りを意識したクルマであることがヒシヒシと伝わってきます。
タウンスピードでパーキング内から走り始めると、シャシはかなり引き締められたことが伝わってきます。ピッチもロールもかなり少なそうな、引き締められた感が満載な足回り、そしてレヴォーグよりも野太いエキゾーストノートが走りを期待させてくれます。
本線へ向けた合流路でフル加速を試みます。豪快な加速とピッチングをほとんどしない、フラットな姿勢で突き進む感覚は、レヴォーグとは明らかに別物。小舵角でレーンチェンジをこなし、あっという間に制限速度まで達します。
カメラカーと共に移動しながら、追い越しのシーンを撮影するなどさまざまな走り方を試みます。そこで常にリニアに反応してくれるアクセルがとにかく心地よく、右足の要求に即座に応答し、タイムラグを一切感じることはありません。ステアリングもまた同様の感覚があり、切りはじめからインターチェンジの切り込みまで一定したリニアさが光っていました。
いつでもどこでも臨戦態勢に移行することが可能な仕上がりは、スペックよりも実を取った感覚があり、一発の針の穴を通すような速さではなく、いつでもどこでも、そして誰もがパワーを引き出しやすいように調教された感覚にあふれています。
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