今回が3回目の受賞! 初代レガシィのどこに選定理由が?

 SUBARUが1989年に発売した初代「レガシィ」が、日本の自動車の歴史に優れた足跡を残した車を永く伝承するために特定非営利活動法人「日本自動車殿堂」が選出している「2024 日本自動車殿堂 歴史遺産車」に選定され、2024年11月13日には学士会館(東京都千代田区)で表彰式が行われました。

 SUBARU車が「日本自動車殿堂 歴史遺産車」に選定されたのは、2004年の「スバル360」、2017年の「スバル1000」に続いて、今回が3回目と言います。

「2024 日本自動車殿堂 歴史遺産車」に選定された初代「レガシィ」と「日本自動車殿堂 歴史遺産車」のロゴ

 レガシィは、「質の高いドライビングが味わえるドライバーズカー」を目指して、エンジン、車体をゼロベースで開発。SUBARUが継承する「走りを極めれば安全になる」という信念のもと、1989年の発売以来、その時代のニーズに合わせて改良を加え、進化し続けてきたモデルです。

 国や文化、世代を超えた多くのユーザーに支持され、これまでの歴代モデル世界累計生産台数は740万台を超えているそうです。

 また、2003年に発表した4代目レガシィは、「2003-2004 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。自動車の安全性能を比較評価する自動車アセスメント(JNCAP)においても、最新モデルの「レガシィ アウトバック」が「自動車安全性能2021 ファイブスター大賞」を受賞するなど、高い評価を獲得してきました。

 初代レガシィが「2024 日本自動車殿堂 歴史遺産車」に選定された理由として、「日本に本格的なステーションワゴンの市場を確立した」「水平対向エンジン、シンメトリカルAWDなどの基幹技術、デザインなどその後のSUBARU車に生かされている源流を生み出した」ということが挙げられたそうです。

 レガシィ アウトバックは2025年3月に日本での販売終了がアナウンスされています。興味のある人はぜひディーラーで試乗してみてはいかがでしょうか。


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