スーパー耐久レース参戦マシンが決勝翌日に小学生のもとへ
2026年10月24日~25日に岡山国際サーキットで開催された「ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第6戦 スーパー耐久 レース in岡山」では、12号車MAZDA SPIRIT RACING RS Future conceptがST-Qクラスで1位、総合でもグループ2で5位という成績をおさめました。
その翌日、同車は岡山県にある美作市作東B&G海洋センターに移動していました。
スーパー耐久を主催するSTMO(スーパー耐久未来機構)が開催するカーボンニュートラル出張授業のために、レースを終えたばかりのマシンをマツダが運んできたのです。

このカーボンニュートラル出張授業とは、持続可能な社会を目指す「学びの拠点」として、全国各地で開催されるS耐レースの決勝に小学生を招待。レースの現場を実際に経験してもらい、またその翌日には地域の小学校の近くに赴いておこなわれる特別授業では、目の前での実際のレースカーのデモラン、同乗走行などの体験を通じ、本物の技術や知識を子どもたちに届けるというものです。
トヨタ・モビリティ基金の助成を受け、スーパー耐久のST-Qクラスに参戦するマツダ、スバル、トヨタとともに志を同じくする企業の仲間を広げながら活動しています。
今回の岡山での実施はマツダが主催となり、美作市立勝田小学校と英田小学校の児童133人が参加。授業は、低学年と高学年に分かれて行われました。
高学年に向けた授業では、12号車MAZDA SPIRIT RACING RS Future conceptのドライバー、阪口良平選手と堤優威選手が、レースどのように行われるのか、どのような人が携わっているかなどについて説明しました。
また、スーパー耐久2026公式イメージガールSwishの阿比留あんなさん、松田蘭さん、菊池音羽さんの3人も、スーパー耐久の魅力を紹介しました。
「体験できる授業」小学生が気になったことは?
今回の出張授業には、東京海上日動も参加。自動車における「保険」が重要な役割を果たしており、事故発生時などに経済的な助けとなることを解説しました。
また同社がカーボンニュートラル社会を目指して、東南アジアやオセアニア地域でCO2(二酸化炭素)を吸収するマングローブの植林活動など未来世代のための取り組みを行っていることも説明。
同じくCO2を減らす取り組みとして、マツダが再生可能エネルギーの利用や、自動車から排出されるCO2を回収する装置をスーパー耐久で実験している様子なども紹介されました。
授業を受ける小学生は、まとめのリポートを作成するため内容を熱心にメモしていたほか、ドライバーへ「レースで運転するとき、怖くないですか?」「楽しい瞬間は?」といった質問を、レースアンバサダーには「スタイル維持の秘訣(ひけつ)」などを積極的に聞き、座学の時間も楽しく学んでいる様子でした。
その後、屋外で実際にレースを戦った12号車MAZDA SPIRIT RACING RS Future conceptを用いて、ピットクルーによるタイヤ交換やデモランを見学。
また、ワンメイクレース用のロードスターも数台現地に持ち込まれており、こちらは見学だけでなく実際の車両へのタイヤ交換体験や助手席での同乗体験も実施され、プロドライバーが運転するロードスターに乗った児童からは、「すごい走りで驚いた」や「怖かったけど楽しかった」といった声が聞かれました。
授業時間の関係上、同乗できたのは各校10人でしたが、乗れなかった児童も同乗体験をする友達へ声援を送るなど、楽しい時間となったようです。
出張授業の意義、今後の展望は?
マングローブの植林活動などを紹介した東京海上日動 広島自動車営業部マツダ室の中島有美さんによれば、同社は「普段から地球の環境について伝える緑の授業や防災授業などを行っている」とのこと。STMOの理念に共感していることから、スーパー耐久や出張授業に協賛しているそうです。
また、カーボンニュートラルや交通安全運動など社会貢献活動の一環として参加したといい、こうした活動を今後も一緒に行っていくそうです。

マツダブランド体験推進本部 本部長の藤本恵利さんは「カーボンニュートラルの授業は難しいことも多いと思う」とする一方で、刺激的な体験をすることで、「カーボンニュートラルがワクワクした挑戦であることが伝わってほしい」とのこと。
特に、レースを実際に見ることなどで、音や匂いなどを、五感を通じて感じ取ってほしいとして、「走る実験場」であるスーパー耐久を通じて、レースを見ている大人だけでなく子どもも含む幅広い層に、マツダのカーボンニュートラルに向けた活動をもっと伝えていきたいとしています。
スーパー耐久ではこのような活動を定期的に行っており、マツダ、スバル、トヨタ、東京海上日動などの企業とともに、こうした活動の輪がさらに広がるよう、協賛企業とともに歩んでいくとのことです。

【関連記事】
▼伝統の「タン内装+緑」の組み合わせも! NDロードスター初のグリーン系カラー「ジンクグリーンメタリック」に込められた想いとは?
▼“6台”限定! イエローボディのマツダロードスター「FSW Ver.2」詳細仕様や価格は?
▼新型ロードスターの進化点を”新旧比較”試乗! 300万円以下のベーシックな「S」とレカロ+BOSE付の「RS」の2グレードで違いを確認
▼注目のロードスター「PS」に初試乗! ”ピュアスポーツ”の名に相応しい走りに特化した特別仕様車の実力をワインディングで試す
▼11年目でベストセラー!のマツダロードスター「購入層」に変化アリ?「20代」「女性」オーナーが急増中! ND型が”指名買い”される理由とは?















