新型CX-5の実車が登場! マツダが示す「走る歓び」と最新のテクノロジー

 2026年5月27日から29日までの3日間、横浜市のパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」は、最先端技術と車両が一堂に会し、特別展示や講演、出展ブースなど多彩なコンテンツを体験できる場として、多くの来場者でにぎわいを見せていました。

「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」のマツダブース

 マツダのブースでは、発表されたばかりの新型CX-5の実車が展示されたほか、同車に採用された最新技術が紹介されました。

 特に注目を集めたのが、先日第76回自動車技術会賞(技術開発賞)を受賞した「高応答遮熱材料技術」です。シリコーン樹脂をベースに無機中空粒子や微細シリカ粒子を組み合わせたもので、燃焼時には熱を保持し、燃焼後は速やかに冷える特性を持っています。

高応答遮熱コーティングが施されたピストン(右)とコーティングを施していないピストンの比較

 これにより、吸気時の過度な高温化を抑えてトルク低下を防ぎ、燃費・出力・トルクを高次元で両立します。マツダが掲げる「走る歓(よろこ)び」をさらに進化させるべく、すでにスーパー耐久ST-Qクラスに参戦中の「MAZDA3」で実証実験が進められています。

 続いて見逃せないのが、モデルベース開発(MBD)とモデルベースリサーチ(MBR)にAIを組み合わせる取り組みです。

  • マツダブースに展示された「ネイビーブルーマイカ」カラーの新型CX-5

 開発効率化と新価値創造はもちろん、人の能力を最大限に引き出す研究開発を推進するもので、新型CX-5の外板色「ネイビーブルーマイカ」もこの技術を用いて誕生。従来の3分の1の期間で狙い通りのカラーを実現したといいます。

死亡事故ゼロを目指す安全性能と、人と環境に寄り添うクルマづくり

 さらに新型CX-5は、安全性能も大幅に進化しています。2040年をめどに死亡事故ゼロを目標に掲げ、CTS(クルージング&トラフィック・サポート)レーンチェンジアシストやハンズオフドライブを採用。加えて、漫然運転検知機能、ドライバー異常時対応システム、異常予兆検知機能などを搭載し、ドライバーの負担を軽減します。

 万一の衝突時にも、自車と相手へのダメージを和らげる高度な衝突安全性能を備えている点もアピールしていました。

 快適性能にも抜かりはありません。伝統のオルガン式アクセルペダルの採用やペダル配置の適正化に加え、自動ドライビングポジションガイドを備えた「ドライバー・パーソナライゼーション・システム」を新たに搭載(一部グレード)。

新型CX-5のステアリング回り

 高度な音声認識により、走行中の空調やナビ操作を可能にしたほか、手を離さずに操作できる高機能な静電式ステアリングスイッチも採用し、運転に集中できるコックピット環境を構築しています。

 そのほか、マツダは1990年代からリサイクルについて積極的に取り組んでおり、2005年には世界初となるバンパーtoバンパーリサイクルを開始しました。

マツダブースに展示されていたバンパーをリサイクルして作られたボールペン

 この技術を新型CX-5のバンパーにも採用。シート表皮へのPETリサイクル材の使用、解体時に分離しやすいアース端子の採用など、環境負荷低減への徹底した姿勢も強く印象付けていました。

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