“ストリートベスト”を目指したNDロードスター用「ファインチューニングリビルトエンジン」

 マツダ車専門のカスタムパーツメーカーである「AutoExe(オートエクゼ)」は2025年8月28日、「扱いやすさや耐久性を損なうことなく、普段使いから“人馬一体”の洗練を体感できるストリートベスト仕様」をコンセプトにした、NDロードスター向けの「ファインチューニングリビルトエンジン」を、同日より販売開始したと発表しました。

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AutoExeのNDロードスター用「ファインチューニングリビルトエンジン」

「ファインチューニングリビルトエンジン」は、職人の手で各部のクリアランスや重量・回転バランスを精密に整えたハンドメード仕様で、ポートや燃焼室、バルブ周辺形状の最適化をはじめ、ダミーヘッド付き精密ホーニングやクランクシャフトのラッピング処理など、専用設備を要する機械による加工が惜しみなく施されたリビルトエンジンです。

 本エンジンは、アイドリングからレッドゾーンまで、よどみなく滑らかに回るフィールを実現していると言います。価格は65万7800円(税込み、以下同)で、NDロードスター(ND5RE/ND5RC)に適合します。

「ファインチューニングリビルトエンジン」は、大量生産の制約を超えた理想のフィールを追求している

 なお出荷は10月中旬ごろから開始される予定ですが、生産数に限りがあるため納期に時間がかかる可能性もあるとのことです。

「ファインチューニングリビルトエンジン」と同時装着がオススメな3つのアイテムも登場!

 今回「ファインチューニングリビルトエンジン」と併せて、冷却性能を高める「スポーツラジエター」「スポーツラジエターキャップ」「スポーツサーモスタット」の3つアイテムも同時に販売開始が発表されました。

 まず「スポーツラジエター」(7万8529円)は、オールアルミ製の2層コアを採用。厚み36ミリ・フィンピッチ3.5ミリという設計によって、純正品と比べて放熱量を18パーセント改善していると言います。

AutoExeのNDロードスター用「スポーツラジエター」

 NR-Aの大容量ラジエターと比べても放熱量が3パーセント改善しており、高負荷走行時でも安定した冷却性能を発揮するとのことです。

 続いて「スポーツラジエターキャップ」(3300円)は、開弁圧を127kPaに設定し、冷却水の沸点を引き上げることで、ラジエター性能を最大限に発揮。またシール部には耐熱シリコンゴムを用いることで、高温時でもしっかりと、かつ長期にわたり密封性を確保すると言います。

AutoExeのNDロードスター用「スポーツラジエターキャップ」

 そして「スポーツサーモスタット」(8800円)は、開弁温度を純正の88度から75度に引き下げ、低温時から冷却水を循環させることでスポーツ走行時の水温上昇を抑制するパーツ。また感知部は純正同等の“高応答型”を採用することで、素早い開閉で安定した温度コントロールを実現しているとのことです。

AutoExeのNDロードスター用「スポーツサーモスタット」

 エンジン本体のリビルトに加え、冷却性能を強化する3つの周辺パーツが加わることで、NDロードスターはさらなるリフレッシュを果たします。発売から10年を迎えた今もなお、新たなドライビングの楽しさを味わえる存在へと進化するでしょう。

 オートエクゼの最新技術と職人技が凝縮されたこれらのパーツは、NDロードスターオーナーにとって見逃せないアップデートと言えます。

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