ラリーを通じて技術を鍛え、得られた知見を量産車にフィードバック

 マツダおよびマジック(以下、TCP MAGIC)、TOYO TIRESの3社は2025年8月7日、「MAZDA CX-60」をベースとしたラリー競技車両「MAGIC TY MAZDA CX-60(マジック ティー ワイ マツダ シーエックス シックスティ)」で、国内クロスカントリーラリーシリーズ「XCRスプリントカップ北海道」に参戦すると発表しました。

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「MAZDA CX-60」をベースとしたラリー競技車両「MAGIC TY MAZDA CX-60(マジック ティー ワイ マツダ シーエックス シックスティ)」

 マジックは、兵庫県西宮市に本社・工場を構えるモータースポーツ専門店で、2006年よりスーパー耐久レース、2009年よりD1グランプリなどの競技に参戦し、TOYO TIRESと協業でドリフト競技に数多くチャレンジしています。

 XCRスプリントカップ北海道は、2022年より開催しているXC(クロスカントリー)車両およびSUV車両によるスプリントラリーです。

 今回、マツダ、TCP MAGIC、TOYO TIRESの共同プロジェクトとして参戦するチーム名は「TCP MAGIC with TOYO TIRES」で、本年度は、9月5日から7日に十勝エリアで開催される第6戦「RALLY HOKKAIDO」に参戦する予定だとしています。

 ドライバーおよびコドライバーにマツダの開発エンジニアである寺川和紘氏、石川美代子氏を擁し、参戦クラスでの上位入賞を目指すとのことです。

第6戦「RALLY HOKKAIDO」の参戦体制と車両(敬称略)

 マツダは本ラリーシリーズに参戦する目的として、「ユーザーの期待を超えるクルマを届けられるよう、ラリーという過酷な走行環境での競技を通じて技術を鍛え、得られた知見を量産車にフィードバックしていくため」としています。

 また同社は「今後も『ひと中心』の価値観のもと『走る歓(よろこ)び』を進化させ続け、お客さまの日常に移動体験の感動を創造し、『生きる歓び』をお届けしていくことを目指してまいります」とコメントしています。 

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