6気筒とPHEV どちらのサウンドがお好き?
パシフィコ横浜(横浜市西区)を会場に、5月21日から23日まで開催された「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」には、自動車に関わるメーカーやサプライヤーが数多く出展し、連日多くの来場者でにぎわいました。

そのようななかマツダのブースには、国内最上級の3列シートを備えたSUV「CX-80」が展示され、同車にまつわる技術が実車やパネル、映像で紹介されていました。筆者(小鮒康一)が特に興味を持ったのは、CX-80のエンジンサウンドです。加速のリズムとシンクロさせることで、心躍る疾走感を実現するものです。

CX-80には直列6気筒のディーゼルエンジンと、それをベースとした48Vハイブリッド、そして直列4気筒のガソリンエンジンを搭載したプラグインハイブリッドが用意されていますが、それぞれのエンジンの特性に合わせたチューニングサウンドを、車両のスピーカーから流しているとのこと。
6気筒モデルではアクセルを踏み込んだとき、一気に駆け上がるかのような官能的な音とエンジンの燃焼音、機械音が重なり重層なシンフォニーを奏でてくれますが、そこへ近接した周波数の音を重ねることで、ビート感を味わえる音を作り込んでいます。

一方のPHEVモデルは、6気筒モデルと同じくエンジンが発する基本的な音に近接した周波数の音を重ねることで、トルクを感じさせる音と頭打ちのない伸びやかなサウンドが特徴です。どちらに乗っても、ドライバーは高揚感を味わえることでしょう。

すでにCX-80に乗っている人はもちろん、これから試乗してみようと考えている人は、作り込まれたサウンドも意識してみてはいかがでしょうか。