新たなエントリーグレードと特別仕様車も登場

 さらに、CX-60の魅力をより多くのユーザーに届けるため、新グレード「XD SP(クロスディー エスピー)」と特別仕様車「XD-HYBRID Trekker(クロスディー ハイブリッド トレッカー)」を追加しました。

改良と共に新設定された特別仕様車マツダ「CX-60 XD-HYBRID Trekker」

 XD SPは、ディーゼルモデルのエントリーグレードとして位置付けられ、これまで設定されていた「XD S Package」に代わって、外装をブラックで引き締め、スポーティさを研ぎ澄ませたモデルです。

 XD S Packageからの変更点として、フロントグリルやシグネチャーウイング、サイドシグネチャーガーニッシュ、ドアミラーをブラック仕上げとしたほか、ブラックメタリック塗装のXD SP専用20インチアルミホイールを装備したことが挙げられます。

 駆動方式はFRと4WDから選択が可能です。

 一方、XD-HYBRID Trekkerは、アウトドア志向のユーザー向けの特別仕様車で、「XD-HYBRID Exclusive Sport」をベースに、自然に溶け込む「ジルコンサンドメタリック」を専用カラーとして設定。

 パノラマサンルーフを標準装備し、急ブレーキや衝突時に荷物の前席侵入を防ぐパーティションネットを搭載するなど、アクティブなライフスタイルをサポートする仕様となっています。

 さらに、このグレードならではの特徴として、エンジン始動時にモーターではなく専用のスターターを使用することで、駆動時の衝撃を抑える協調制御システムを採用。

 これにより、通常モデルではエンジン始動のために確保されていたモーターのトルクを、XD-HYBRID Trekkerでは効率的に駆動に活用できるよう改良されています。

 その結果、燃費性能も向上し、XD-HYBRID Exclusive Sportの燃費値(WLTCモード、以下同)が20.9km/Lに対し、XD-HYBRID Trekkerは21.4km/Lを達成。

 優れた走行性能と環境性能を両立した1台となっています。

 そのほかのグレードでは、「XD L Package」および「XD Exclusive Mode」において、サイドシグネチャーガーニッシュの仕上げを材着(ブラック)からクロームメッキ(テクノロジーバッジ付)に変更。

 これにより、外観の高級感をさらに高めました。

 また、グレード体系の整理も行われ、「XD」および「XD S Package」が廃止されることで、よりシンプルな選択が可能になりました。

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 これらの改良を受けたCX-60 2025年モデルの価格(消費税込)は、326万7000円から646万2500円。

 なかでもXD SPは412万5000円から435万500円、XD-HYBRID Trekkerは552万7500円です。

 なお、PHEVモデルは同年3月中旬に発売予定としています。

マツダのクロスオーバーSUV「CX-60」について詳しくはこちら

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