「マツダ車試乗体験」では10台もの仕様の異なるCX-80が

　富士スピードウェイ（静岡県小山町）全域を会場に2024年10月19日、20日の2日間にわたって開催されたマツダファンフェスタ2024では、終日さまざまなコンテンツが実施されました。

◆マツダの国内最上級3列シートSUV「CX-80」で、女子4人癒やしのドライブ旅へ

　その中でも高い人気があったのが、現在発売中のマツダ車と歴代ロードスター、そしてRX-8を実際に運転して体感できる「マツダ車試乗体験」でした。

　当日先着順での参加ということもあって、ゲートオープン直後から多くの参加者が整理券配布に列をつくり、幸運にも参加できたユーザーは富士スピードウェイの外周路をグルっと1周、先導車に続いて運転できました。

　マツダが所蔵する歴代ロードスターやRX-8もそうですが、ひと際注目を集めていたのが、10月10日に発売したばかりの同社のフラッグシップSUVとなるCX-80です。

　現在のマツダのラインナップの中では唯一の3列シート車となるCX-80は、パワートレインだけでも3.3リッター直列6気筒ディーゼルの「SKYACTIV D 3.3」、そこにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様の「e-SKYACTIV D 3.3」、そして2.5リッター直列4気筒ガソリン＋モーターのプラグインハイブリッドシステムを搭載する「e-SKYACTIV PHEV」の3つが用意されています。

　そこにグレードや駆動方式の違いなども加わり、15種もの豊富なバリエーションとなっているため、販売店の試乗車ではなかなか希望の仕様に触れられない場合もありますが、今回の試乗体験では、なんと10台もの仕様の異なるCX-80が持ち込まれており、その点も注目度が高い理由となりました。

　今回は実際にCX-80に試乗したユーザーに率直な印象をお聞きしました。まずは東京都から来場したファミリーで、普段はコンパクトミニバンのシエンタに乗っているという人から。

「ディーゼルとハイブリッドの両方に乗ることができましたが、先進安全装備や運転支援システムといった装備が充実していて圧倒されました」と話してくれました。

　実際に運転してみての感想は「ディーゼルモデルは振動や音がすると思っていたのに非常に静かで乗り心地もよく、大柄なボディにもかかわらずアクセルの反応がいいところにマツダらしさを感じます」とのことでした。

　続いてお話をお伺いしたのは、愛知県から来場したCX-8のディーゼルモデルにお乗りのカップル。今回はこの試乗体験を目当てに来場したそうで、CX-80は非常に気になる存在だそうです。

「実際に乗ってみると大きさの割に取り回しも見切りもよく、乗り心地もファミリーカーと考えるとやや硬めながら、20インチホイールを装着していることを考えればアリです！」と話してくれました。

　今回はCX-80発売直後にもかかわらず、かなりしっかりと試乗体験をすることができたマツダファンフェスタ。残念ながら試乗できなかった人も、お近くのディーラーで試乗して体感してみてはいかがでしょうか。