フォレスターは広々とした室内空間と高い実用性を兼備

 愛犬家にとって、クルマに犬を乗せることは人間の家族を乗せることと同じです。だからこそ、愛犬にとっても快適性や安全性を十分に備えたクルマをチョイスするのはいかがでしょうか。

SUBARU「フォレスター」アーバンセレクションは2024年7月11日に発表された特別仕様車だ。カラーは「ブリリアントブロンズ・メタリック」

 その第一候補として、愛犬家のあなたにフォレスターをお勧めします。

「フォレスター」はSUBARUが1997年から製造している人気のクロスオーバーSUVです。2018年に現在販売しているモデルにフルモデルチェンジし、以降は熟成を重ねて2021年にビッグマイナーチェンジを実施しました。

 今回ご紹介するのは2024年7月11日に発表された特別仕様車の「Urban Selection(アーバンセレクション)」ですが、特別仕様車のご紹介の前にフォレスターの魅力についておさらいしましょう。

SUBARU「フォレスター」アーバンセレクションの前に立つ筆者(山崎友貴)とゴールデンレトリバーのエリー

 フォレスターの魅力は大きく分けて3つあります。それは、SUBARUの代名詞とも言える水平対向エンジンと、全輪駆動システムであるシンメトリカルAWD、そして広々とした荷室・車内です。

 水平対向エンジンと、全輪駆動システムであるシンメトリカルAWDによって、低重心で安定した走りが実現し、悪路走破性も高いのが特徴です。雪道や悪路での走行性能に優れているため、アウトドアレジャーを楽しむ人たちや、雪国に住んでいる人たちをはじめ、多くの人々から人気を集めています。

 また、広々とした室内空間と高い実用性を兼ね備えています。SUVらしい広々とした室内空間を持ち、荷室も十分な容量を確保。後部座席はフラットに折り畳むことができ、アウトドア用品や大きな荷物も楽に積載できます。その使いやすさゆえに、愛犬家の所有者が多いということもSUBARUの調べで分かっています。

 扱いやすいサイズと性能を十二分に備えたクロスオーバーSUV「フォレスター」は人気モデルで、登場して以来、世界のクロスオーバーSUVをリードしてきました。

  • 特別仕様車「アーバンセレクション」はフォレスターの「Advance」グレードをベースにブラック塗装のフロントグリル、ボディ同色のドアミラー/ドアハンドルを採用しているほか、専用ホイールも装着されて「都会に映える」エクステリアデザインとなっている

 そんなフォレスターに特別仕様車「アーバンセレクション」が登場しました。

 ブラック塗装のフロントグリルをはじめ、ボディ同色のドアミラーカバー&ドアハンドル、専用ホイール、フロントフォグのブラックカバーを装備して、都会の雰囲気にマッチするエクステリアに仕上げています。

 そこで、今回はペットを飼っている人にいかにフォレスターが適しているかを探るべく、ゴールデンレトリバーの“エリー”を乗せて、千葉県八街市にある「小谷流の里 ドギーズアイランド」までドライブします。

 果たして、エリーは快適なドライブと広々したドッグランを楽しむことができるでしょうか。

人はもちろん愛犬にもうれしい機能が盛りだくさんのフォレスター

愛犬家の所有者が多いというSUBARU「フォレスター」でエリーと共にショートトリップへ

 出発前に、エリーを後部座席に乗せます。使いやすさは、まずその時に実感することができます。

  • フォレスターの特徴としてドアを開いた際の最大角度が挙げられる。扉を大きく開けられることから、人はもちろん犬も横方向からのアクセスが良好になる

 フォレスターのリヤドアは優れた乗り降りのしやすさを実現するために、ほぼ真横まで開けられるように設計されています。

大きな荷物の積み下ろしもスムーズにできる広い開口部を持つカーゴルーム。リヤシートは6:4の分割可倒が可能で、倒した状態の荷室フロアの長さは1547mmにも達する

 さらに、ドア開口部のフロアを極力フラットにしていることで、エリーのような大型犬でもラクに乗り降りできるのです。

 シートの素材は撥水(はっすい)ファブリックを採用しているので、もし愛犬の足裏が汚れていてもシートに汚れが染み込みにくく、サッと拭くだけで汚れを落とせます。

 さらに、後部座席周辺の空間の広さは必要十分ではありますが、シートを倒してフラットにすれば、荷室をあわせた、さらに広大な空間が現れます。

 ここで愛犬をくつろがせながらドライブするというチョイスもありではないでしょうか。※走行中は犬専用シートベルトなどで愛犬の安全を確保してください

 もちろん、リヤゲートの開口部も大きいので、そこから愛犬をエントリーさせることもラクラクです。

  • 5人乗車想定の後席を起こした状態での荷室フロアの長さは908mm。必要十分の長さが確保されている(左)3人乗車想定ではかなり大型のケージも積載可能で前述の通り荷室フロアの長さは1547mm。荷室フロアの最大幅は1585mmだ(右)

 リヤゲートはスイッチひとつ開閉できる電動タイプで、愛犬のリードを持ったままでもスムーズに操作できます。また荷室回りに装備された各フックや床下収納スペースなども、愛犬ライフで利便性を発揮してくれるはずです。

 さあ、いよいよエリーとのドライブに出発です。走り出した瞬間に、フォレスターが他社のSUVとは違うことが実感できました。

ペットも酔いにくい!? フォレスターの走りにエリーも満足

乗った瞬間から分かるSUBARU車の魅力。それは低重心の走りからくる安心感と、アイサイトによる安心感だ

 ペットとのお出かけで課題となるのはペットがクルマ酔いをしてしまうことですよね。

 ペットがクルマ酔いをする原因のひとつに、”クルマの揺れ”があります。揺れによって内耳の平衡感覚をつかさどる器官が刺激され、めまいを感じてしまうのです。

 そんなお悩み、フォレスターなら克服できるかもしれません。

アーバンセレクションには2リッター水平対向4気筒エンジンにモーターのアシストが加わる「e-BOXER」というハイブリッドシステムを採用している

 これは、フォレスターが他のSUBARU車と同様に、水平対向エンジン+シンメトリカルAWDというパワートレインを採用しているからです。

 このメカニズムの特徴は、重量物であるエンジンとトランスミッションが左右対称で低重心ということです。低重心の走りによって、走行中の揺れや振動が抑えられるほか、重量バランスが良く、安定した走行を実現します。

 加えて「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」という最新のボディ構造を使うことで、「揺れが少なく静かで快適」「誰でもスムーズに運転できる」「運転していて愉(たの)しい」を実現しました。

 これらの特徴が組み合わさることで、不快な揺れや振動が少なくなり、乗り心地が向上し、クルマ酔いを軽減する効果が期待できるのです。 

“クルマは苦手”という犬もいますが、フォレスターなら快適なドライブを楽しんでもらえるはず。もちろん運転する飼い主も、愛犬に気兼ねすることなく、楽しいドライビングを楽しめます。


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PHOTO GALLERY【画像】フォレスター撮り下ろし秘蔵ショットはこちらから!(62枚)

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