特別装備満載の「レヴォーグ タクティ スペシャルエディション」

 スーパーGT 2021年シリーズにおいて、念願のシリーズチャンピオンを獲得したSUBARU BRZ R&D SPORTで「BRZ GT300」を操る井口卓人選手・山内英輝選手がプロデュースしたクルマが発売されました。

 井口選手をサポートする東京スバルとコラボして生み出されたのが、スーパーGT 2021 GT300クラス シリーズチャンピオン記念特別仕様車「レヴォーグ タクティ スペシャルエディション」です。

東京スバル限定「レヴォーグ タクティ スペシャルエディション」

 1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボを搭載する「レヴォーグ STIスポーツ EX」と、2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボを搭載する「レヴォーグ STIスポーツ R EX」をベースにして、一段引き上げるカスタムカーに仕立てています。

 井口選手と東京スバルの担当者が長い時間を掛けてパーツ選定をおこない、「上質な大人のカスタム」を実現するにはどのパーツが良いのかを検討したそうです。

 エクステリアで選ばれたのが、STI製のフロントアンダースポイラー・サイドアンダースポイラー・リアサイドアンダースポイラー・リアアンダースポイラーのエアロ。足回りはENKEI製のGTC02マッドブラックホイール、ダンロップのSP SPORT MAXX 050+ 225/40R19という組み合わせになりました。

 STI製エアロは定番商品なので外せませんが、19インチのタイヤホイールを履くことで、ひと味違うカスタムを魅せています。19インチのタイヤホイールだと少しバタバタするのかなと思いきや、「全然バタバタせず、むしろ落ち着いた走りをみせてくれます」と井口選手も絶賛です。

 インテリアでは、ドア開けると目に入るSTI LEDサイドシルプレートが優しい光を輝かせています。

 シフト回りは、リベラル製のプレミアムカーボンインテリアで仕上げられたシフトノブと、伊の蔵レザー製の車名とシリアルナンバーが入ったレザーマットが目に入ります。30台限定のシリアルナンバーは所有欲を満たしてくれるアイテムとなるでしょう。

 さらに大人のカスタムで重要な走りを磨き上げるのに投入されたのが、プローバ製のモーションコントロールビームとクロスメンバーカラーという商品。

 もともとレヴォーグは「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」を採用して高いボディ剛性を誇っていますが、そこにこれらのパーツを組み合わせることでワンランク上の上質感を得ることができます。

 井口選手も「レヴォーグの直進安定性やコーナリングは良いのはわかっていましたが、これらのパーツが付くことで、より上質で一段上の走りができます。大人の上質感と少しヤンチャな部分がうまく組み合わせられたと思います」とその仕上がりには満足しているそうです。

「欲をいえば車高を下げたいのと、ツライチにしたかった」と井口選手の本音がチラリと聞こえましたが、そこは電子デバイスやコンプライアンスとの兼ね合いで実現できなかったそうです。

 ディーラーにおいて新車で販売するからこそ、安全安心を崩すことができなかったのは仕方ない部分です。

 しかし、これだけのカスタムカーをディーラーで新車販売をするということは、新車補償も含まれていますので、安心して乗れるということでもあります。それが今回の特別限定車の価値に繋がっているのです。

 レヴォーグ タクティ スペシャルエディションの価格(消費税込)は496万1000円から577万5000円で、販売台数は30台限定。東京スバルの新車取扱店舗で販売されます。

 また、ユーザーに向けて特別イベントがおこえないか思案しているほかに、第2弾・第3弾のコラボも検討しているとのことで、今後も注目していきたいです。

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PHOTO GALLERY30台の激レア「レヴォーグ」登場! 大人カスタムの「タクティ スペシャルエディション」(38枚)