都心から約3時間 自然豊かなレンタルレイアウト「鐵の郷」

「嬬恋鐵の郷」は利用者のみの貸し切りとなる、完全予約制のレンタルレイアウト

「嬬恋鐵の郷」(群馬県嬬恋村)につくと、初めてのレンタルレイアウトに戸惑っている筆者に、がみさんがいろいろ教えてくれました。

車庫線やホームの各線を合計した総延長は約280メートルにも及ぶという、嬬恋鐵の郷にあるHOゲージのレイアウト

 鉄道模型小屋には、これほど大きな規模のものがこの世に存在することに驚かずにいられないほどの、見てのとおりの超本格的なジオラマがありました。さらに、模型を走らせるためのシステムがとても凝っていることにも驚きました。

 ここで、グループ単位で各自が持ち寄った車両を思い思いに運行させて楽しむことができるのです。

 レイバックの広いラゲッジに積まれていた大量の鉄道模型をすべて運び出して並べた様子を目の当たりにして、その量と1台1台の精巧な作り込みにも感心しました。

国鉄キハ40系気動車の製造は富士重工も担っていた。写真に映るのは今も現役で走るJR北海道のカラーリングだ
富士重工製の客車や気動車を走らせて楽しむ2人。HOゲージならではの重厚感のある走行音が部屋を包む

 さっそく筆者も模型を走らせてもらったところ、楽しい! 自らの手で操作して好みの車両を自在に走らせることができるのは、やはり楽しいものです。

 今回走らせた模型の中には富士重工も実車の製造を担った車両があり、がみさんが詳しく解説してくれました。

 とにかくこんな世界が実在することに目からウロコでした。大勢の愛好家がいるというのも納得です。

E26系客車は1999年に寝台特急「カシオペア」用の客車として導入されたもので、1号車のほか一部の車両が富士重工製。カシオペアは現在定期運用からは外れているが、今もなお臨時列車で鉄路を走っている
JR東海の特急型気動車であるキハ85系のなかには富士重工製の車両も。鉄道模型メーカー「エンドウ」が本企画に賛同して同社のラインナップを貸し出してくれた(手前)
1969年から1978年まで製造された12系客車の一部も富士重工製で、たくさんの人の思い出を運んできた

両手が使えない状態でもひじを近づけるだけでリヤゲートがオープン

 ひとしきり楽しんだ後で片付けるときも、レイバックはいろいろと重宝します。

 見た目にも立派で存在感のある鉄道模型はつくりがガッシリしていて、まとめて収納するとけっこうな重さになるのですが、そこでレイバックならではの機能が役に立ちます。

ハンズフリーオープンパワーリヤゲート機能はレイバックに標準装備。両手が使えないシチュエーションでもエンブレム部にひじなどをかざすとリヤゲートがオープン可能

 パワーゲートを開けたいときに、最近では足の動きで開閉できるものが増えていますが、重いものを持っていると姿勢が不安定になってしまいます。

 ところがレイバックなら、キーを携帯し、リヤの六連星オーナメントに肘など体の一部を近づけるとリヤゲートを自動で開けられるので、よりラクに荷物を積み込むことができます。

 模型に精通している方なら、この機能がどれほど役立つかがお分かりになることでしょう。

 実にナイスアイデアです。がみさんもビックリしていました。

ラゲッジルームはドイツの自動車工業会による測定方式であるVDA法で561L(カーゴフロアボード上部492L、サブトランク69L)もの大容量
荷室開口部最大幅は1120mmと余裕の広さをもつレイバック。リヤシートを倒せば最大1639mmの奥行き(リヤシートバック背面前端から荷室ボード後端まで)を確保できる

 さらには、荷室のフロアが一般的なSUVよりも低く、ステーションワゴンよりも少し高い、成人の男女にとってちょうどよい適度な高さにあるので、積み込みもラクラクです。

 もちろん、SUBARUの注力で荷室の容量が広く確保されている上に、隅々まで使えるよう形状も工夫されているので、こんなにたくさん積めてしまうのです。

VDA法で69Lの大型サブトランクは、観葉植物のような背の高い荷物を積み込む際や、カーゴフロアボードの上下で荷物を積み分けたいシーンで活躍する

 しかもレイバックのカーゴフロアボード下にも広い収納が用意されています。

 VDA法で69Lという空間は、サブトランク底面からルーフまでの高さは1105mmもあるので、背の高い荷物を積む際や、カーゴフロアボードの上下で荷物を分けたいシーンで重宝します。

 さらに、買い物袋などをつり下げられるフックも4カ所設けられていますし、レイバックは至る所に収納力を有しているクルマと言えるのです。

がみさんも運転! 静かで見晴らしが良いのはSUBARU車だから?

がみさんに運転を交代する。その走りにSUBARU車を運転したことがないというがみさんも満足げだ

 そこからはがみさんに運転を交代しました。

SUBARU車は0次安全という設計思想に基づいて車両の設計をしている。これは見通しの良い窓や、手元を見ずに操作が可能なスイッチ類の配置まで含まれており、「事故を起こしにくいクルマ」なのだ

 実はがみさん、これまでSUBARU車を運転した経験がまったくないそうですが、しばらく運転して、「とても静かですね!」とノイズと振動が小さいボクサーエンジンのメリットを感じたようでした。

 さらに、「見晴らしがいいですね!」と良好な視界にも気付きました。そのあたりはどちらも、まさしくSUBARUが大いにこだわっているポイントであることを、がみさんにも強調して伝えておきました。

 ワインディグを走ったときには、普段はもっと車高の高いSUVを愛用しているがみさんは、「楽しい!」を連発していました。

レイバックのコーナリングはとても思い通りに走る印象がある。スバルグローバルプラットフォームというクルマの骨格となる部分から高剛性化、低重心化をしているからだ
碓氷峠にある「めがね橋(碓氷第三橋梁)」をバックに走るレイバック。ここはかつて碓氷線が走っていた橋梁(きょうりょう)で、現在は廃線を利用した遊歩道となっている

 SUBARUならではと言える重量配分が最適化されたドライブトレインのシンメトリカルAWDに加えて、水平対向エンジンによる低重心化により、不安を感じることなく走りを楽しめるとがみさんも感じたようです。

 走りの質感を高めるという点では、体と直(じか)に触れているシートも重要です。

 今回試乗したレイバックにはメーカー装着オプションの本革シートが装備されており、ブラックとアッシュカラーのシートは明るく華やかな雰囲気を醸(かも)し出します。

 元々上質な仕立てのレイバックですが、さらにワンランク上のクルマに乗っているかのような上質感を得られます。

メーカー装着オプションの本革シートはブラックとアッシュカラーでカッパーのステッチが編み込まれており、運転席と助手席に3段階で温度調整が可能なシートヒーターも完備している
5人乗りのレイバック。後席も広々としており、シートヒーターも後席左右に装備されている。メーカー装着オプションの本革シートの肌触りが気持ちいい

 本革シートからは心地よい革の香りが漂い、上質で丁寧な仕立てかつ滑らかな肌触りからはSUBARUがこのクルマにかけた思いを感じさせます。

 レイバックを購入するのであれば、ぜひ視野に入れたいメーカー装着オプションです。

 シートの造形もホールド性の高いセミバケットシート形状ですから、レイバックの高いコーナリング性能を生かすワインディングなどのシチュエーションでも体が揺さぶられず安定し、疲労の軽減にも寄与しています。

 レイバックはSUVでも、レヴォーグ譲りの走りを誰しも味わうことができるのも魅力です。

 それでいて、同乗者にも配慮したやさしい乗り心地と、車高を上げたことでサスペンションストロークが増えた足まわりにより、路面の凹凸による衝撃や揺れが小さく抑えられ、繊細な模型を運ぶのにももってこいというわけです。

 模型は前述の通り決して安いものはありませんから、長旅ともなれば乗り心地の良い車両を選ぶことに越したことはありません。

SUBARUの車両に会える場所! 廃線を利用した「碓氷鉄道文化むら」

碓氷鉄道文化むらではこの近辺を走っていた名車たちが展示されている。そこには富士重工製の実車も…

「碓氷峠鉄道文化むら」(群馬県安中市)は、そのすぐ近くにあります。

 入場すると大正時代に製造されたものまで歴史的な車両が時を越えてズラリと展示されていて、本当に圧巻です。

 その中にSUBARUが製造した車両があり、がみさんからいつの時代にどのあたりを走っていたのかなどの解説を受け、興味深く聞かせてもらうことができました。

この12系客車は富士重工製! 特別な許可をいただいてSUBARU同士の組み合わせで記念撮影
富士重工と刻まれたプレートに歴史が残る。このプレートこそ、SUBARUが鉄道をつくっていた証しだ

 この12系は1970(昭和45)年に製造された急行客車をこのように畳敷きに改造したもので、かつて高崎を拠点に全国各地を走りまわっていたそうです。今でも館内のイベントなどでいつでも使えるように車内が整備されていました。

12系客車の中で語らう2人。手に持つのはHOゲージの12系客車だ。なんと趣味を満喫しているのだろう

帰路も充実した装備のおかげで快適に 安全に過ごすことができる

 帰路につく頃にはすっかり暗くなっていましたが、しばらく屋外にいて冷えた身体を、効きのいいシートヒーターが即座に温めてくれます。これからの季節はますますそのありがたみを感じる機会が増えることでしょう。

11月も下旬になると、いてつく寒さが身を震わす。レイバックはシートヒーターが標準装備だ(運転席+助手席+後席左右)

 夜間も、アイサイトXのおかげでより安全で快適に走ることができました。往路で試したアクティブレーンチェンジアシストとともに、アイサイトXの真骨頂である渋滞時ハンズオフ機能をがみさんにも体験してもらったところ、「スゴーイ!」を連発していました。

※アイサイト・アイサイトXについて
●認識性能・制御性能には限界があります。
●対象物体、天候等によって、止まりきれないことや作動しない可能性があります。
●自動運転装置ではありません。運転にあたっては常に周囲の安全と自車の動作を確認し、危険を感じた際には直ちにステアリングやブレーキ操作等を行い危険を回避してください。
●詳細は販売店にお問い合わせください。

帰路は関越自動車道の渋滞に入るが、アイサイトXなら渋滞時ハンズオフアシストと渋滞時発進アシストで一定の条件を満たせばハンドルから手を離すことができる

 関越自動車道の上り線は夕方から夜にかけて渋滞するのがお決まりになっていて、走るのがおっくうになるのですが、この機能を使えば疲労を低減することができます。

鉄道とSUBARUの関連性が多いことが分かった今回の旅。そんな旅を快適なものとしてくれたレイバックは、全国の鉄道ファンの皆さんにもぜひおすすめしたい一台だ

 周囲がどういう状況で、どのように制御するかもディスプレイに表示されるのを見るのもなんだかちょっとワクワクします。あらためてこれらの機能の価値の大きさを実感しました。

 今まではつながりすら知らなかったSUBARUと鉄道の関係性を、このクルマと趣味にどっぷりつかった旅を通じて知ることができました。

 今回乗ったレイバックは長距離を快適に移動できたり、たくさんの荷物を積むことができたりするクルマですので、鉄道模型ファンをはじめ、全国の鉄道ファンにぜひおすすめしたい一台です。

 あなたもレイバックオーナーとなり、ご自身の趣味を満喫してはいかがでしょうか。

[Text:岡本幸一郎 Photo:小林岳夫]


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