走ること自体が目的のナビアプリ「SUBAROAD」で奥多摩を満喫!?

2025.3.24

黒木美珠

“SUBAROAD”というアプリをご存じでしょうか。SUBARUオーナーなら一度は耳にしたり、使ったりしたことがあるかもしれません。本記事では全国に22カ所（2024年11月28日時点）あるSUBAROADコースの中から筆者（黒木美珠）が実際に走ったコースをリポートします。

道中を楽しめるナビアプリ「SUBAROAD」で奥多摩を満喫

　SUBAROADとは、目的地までの最短ルートを提供する一般的なナビアプリとは異なり、SUBARU車でのドライブを最大限に楽しむための工夫が凝縮されたナビアプリで、iPhoneなどのiOSとAndroid端末に対応しています。

　今回は、その中でも人気の「奥多摩コース」を実際に走行した体験リポートをお届けします。

スマートフォンナビアプリ「SUBAROAD」はiPhoneなどのiOSと、Androidに対応している

　この「奥多摩コース」では、東京都内とは思えない豊かな自然の中を走り抜け、さらに足を伸ばして桃源郷のような美しい景色が広がる場所へ向かう、全長100km・想定走行時間2時間30分のドライブが堪能できます。

　ルートは、東京都多摩地域唯一の村である檜原村を経由し、奥多摩湖を越え、見どころ満載の大自然を感じながらダイナミックに駆け抜けるものです。

　ルートには十里木駐車場、払沢の滝、檜原街道、龍神の滝、夢の滝、檜原都民の森、奥多摩周遊道路、もみじ橋駐車場、道の駅こすげ、道の駅たばやま、大栗展望台、国道411号などが含まれており、オプションで立ち寄りスポットも追加できる自由度の高いコースです。

都内から1時間少々で大自然を味わえる憩いの森

　筆者（黒木美珠）がこのコースを走ったのは2024年3月。道にはまだ雪が残っており、十里木駐車場に車を止め、SUBAROADアプリを起動してから奥多摩コースの旅をスタートしました。

　東京都内にありながら、まるで別世界に来たかのような雄大な自然と山々に囲まれた風景は、初めて訪れる人なら驚きを感じるでしょう。

奥多摩周遊道路内の展望台から奥多摩湖方面を望む。東京都内とは思えないほどの大自然だ

　スタートから音声案内が流れ、コースの見どころや通過する地域の歴史についての豆知識が次々と紹介されます。

「へえ」と思わず感心してしまう内容が多く、ドライブが一層楽しめます。

　この奥多摩コースの特徴のひとつが、ルート上にいくつもの滝が点在していることです。

　実は奥多摩から山梨県に続く山々は、東京の水源を支える重要な役割を担っており、この「源流をたどる旅」でもその自然の豊かさを実感できます。詳細については、ぜひ実際にSUBAROADアプリを通じて触れてみてください。

　さらに、道中にはSUBARU車の運転の楽しさを引き立てる要素も盛りだくさんです。

　特にワインディングロードが続く部分では、SUBARU車の低重心設計による安定した走行性能が実感でき、狭い道でも視界の良さが安心感を与えてくれます。また、野生のカモシカやキジに出合うこともあり、自然の豊かさが五感を刺激する特別なドライブ体験となりました。

　SUBAROADには、「運転診断機能」も備わっており、自分の運転がSUBARUが提唱する「いい運転」にどれほど近いかを3段階で評価してくれます。

　この運転診断システムは、SUBAROADを走行中に音声案内が流れ、一定区間での運転を自動的に診断してくれる機能で、普段なかなか見直す機会の少ない運転スキルをチェックする良い機会となるでしょう。

　車両開発メンバーが参画して開発されたこのシステムは、運転の精度を向上させるとともに、安全な走行を支えてくれるため、ぜひ体験していただきたいポイントです。

　ドライブが無事にゴールに達すると、アプリ上に走行データが保存されます。実際の走行距離や所要時間が記録され、SNSで共有できる画像としても保存されるため、自分だけのドライブの思い出をシェアする楽しさもあります。

　また、「走行距離リワード」や「道リワード」など、距離や通過した道ごとにバッジをコレクションできる要素もあるため、コンプリートを目指して走りたくなる仕掛けも満載です。

　奥多摩の魅力を存分に堪能しつつ、自分のドライビングもチェックできるこのSUBAROAD奥多摩コース。SUBARU車の走行性能を味わい尽くしながら、豊かな自然の中で特別なドライブ体験をぜひ楽しんでみてください。

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