極悪路で効果絶大な「X-MODE」
2021年11月に正式発表された「クロストレック」をはじめ、その前身の「XV」や「フォレスター」「レガシィアウトバック」など、スバルのSUVには「X-MODE(エックスモード)」という機能が搭載されています。
しかし、スバルSUVのオーナーのなかにはX-MODEを使ったことがないという人もいるかもしれません。X-MODEとはどのような機能で、どんなシーンで使うものなのでしょうか。

スバルのウェブサイトではX-MODEについて以下のように説明しています。
「たとえば雪道からの発進時や荒れた山道を登坂中にタイヤが空転してしまい、脱出が難しい場合、あらかじめX-MODEのスイッチをONにしておけば、制御が瞬時に介入。エンジン/モーター・トランスミッション・AWD・VDCを統合制御し、4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールすることで、スムーズな脱出を実現します」
X-MODEは滑りやすい路面においてタイヤの空転を防ぐための電子制御デバイスです。かつては4WD車においてタイヤの空転を防ぐために「4WD直結」や「デフロック」といった機械的な仕掛けが組み込まれるのも一般的でしたが、X-MODEは電子的な制御をおこなうことでタイヤの空転を抑えようというもの。目指すものは同じですが、そのやり方が時代とともに変化したといって良いでしょう。
X-MODEはスイッチひとつでオン/オフでき、オンにすると油圧多板クラッチ(後輪へ送る駆動力をコントロールする)の締結を強めて後輪へ送るトルクを増やしたり、スリップしたタイヤにブレーキをかけて空転を止める制御へと切り替わります。電子デバイスなので、特定のタイヤだけにブレーキを掛けられるなど、緻密な制御が可能です。
筆者(工藤貴宏)も極悪路で試してみたことがありますが、その効果は絶大。X-MODEがオフの場合は対角線上のタイヤが空転するとその場から動けなくなることがあるのに対し、オンにするとほかのタイヤへ積極的にトルクを送ることで前へ進むことができるということを体験しました。
スタックしたとき(ぬかるみなどにハマり動けなくなる状態)などにX-MODEを使うと、標準状態(X-MODEオフ)だと脱出できない状況でも脱出が可能になるなど、悪路での走破性を高めることができるのです。
スタックするほど激しい未舗装のオフロードを走る機会はあまりないかもしれませんが、雪道を走行する機会が多いユーザーなら、X-MODEが活躍する場も多いでしょう。深い雪にはまったときはもちろん、アイスバーンや上り坂での発進といったタイヤが空転しやすい状況でその効果を感じられるはずです。
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