S耐参戦が生んだ特別な「ロードスター」 MAZDA SPIRIT RACING代表は何を語る?
MAZDA SPIRIT RACINGの前田育男代表は次のように話します。
「『MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER』と『MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R』は、まさにこのS耐での活動で得た知見や技術、ノウハウを投入した車両になります。MAZDA SPIRIT RACINGとしても1号機となるプロダクトなので、ものすごく強い思いをもって仕上げています。

今回同車をご購入いただいたユーザー18組27名に、MAZDA SPIRIT RACING OWNERS’ TOUR at SUZUKA CIRCUITとして、VIPスイートでのレース観戦や、開発者トークショー、ピットアクセスツアー、パレードランなどを楽しんでいただきました。このS耐の現場で開発されたということをリアルに感じ取ってもらえたのではないかと思っています。
MAZDA SPIRIT RACINGというブランドはまだまだ認知度が低いので、世の中に知ってもらえるように、このような活動やマーチャンダイズなども重要になってきます。今回参加された皆さまには、ぜひともアンバサダーになっていただいて、MAZDA SPIRIT RACINGを広めていただけるとうれしいです。

企業としても、レース活動を行っていく中で技術開発や人材育成を行い、ここで得た知見や技術を盛り込んだ商品を開発して、お客さまにお届けして利益を上げていきたいのです。ここが企業としての次の目標になっていくと思います」(前田育男代表)

次期型スポーツカーへ向けて… MAZDA SPIRIT RACING副代表が見据える未来
今シーズンのMAZDA SPIRIT RACINGには、55号車と12号車が交互に参戦していくとのこと。特に第2戦鈴鹿では、12号車の速さに注目が集まりました。
MAZDA SPIRIT RACING副代表であり、ブランド体験推進本部・ファクトリーモータースポーツ推進部の上杉康範部長は次のように話します。

「12号車は昨年から新しいフェーズに入っていまして、次期型スポーツカーにつながる取り組みを始めています。ロードスターは軽量モデルですので、タイヤのグリップを得るために空力を改善しています。フロントにダクトを設けてリアにしっかり空気を流すようにしているのです。
エアロとサスペンションのジオメトリーを改善したことで2秒程度速くなっていて、プロドライバーからも高評価をいただいています。エンジン周りは少し改善していますが、パワーは以前と何も変わっていません」(上杉康範部長)
空力での改善が功を奏したようです。

55号車に関しては、「Mazda Mobile Carbon Captureも搭載し、その開発も続けているので、次戦の富士では次のステップの装置を搭載する予定です。とんでもないモノを搭載したなと期待していただければと思います」とのこと。
MAZDA SPIRIT RACINGとしてブランドの構築と、マツダらしい独自の技術開発。今後もS耐での活動に注目です。