2021年に発足した「MAZDA SPIRIT RACING」とは
マツダがスーパー耐久(S耐)へ参戦したのは2021年、最終戦岡山大会からでした。2026年で早くも活動は6年目に入りましたが、レース活動を行う「MAZDA SPIRIT RACING」とはどのような存在なのでしょうか。
MAZDA SPIRIT RACINGは、マツダのモータースポーツ活動のシンボルであり、サブブランド醸成を目指して2021年に発足したネームプレートです。そしてその冠を掲げたレーシングチームが、「Team MAZDA SPIRIT RACING」となります。
なおマツダとしてのファクトリーチームは、1991年のルマン24時間レース以来30年ぶりの復活でした。

MAZDA SPIRIT RACINGとしての初参戦は前述のとおり、S耐最終戦岡山大会からです。当時のマシンはMAZDA SPIRIT RACING Bio concept DEMIOでした。
2022年には55号車MAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio conceptとなり、最終戦鈴鹿大会では55号車MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptと、MAZDA2からMAZDA3へとマシンをチェンジしました。
55号車 MAZDA3はレーシングカーとしての性能はもちろんのこと、軽油の代替燃料を使い、ディーゼルエンジンそのものや代替燃料の可能性も検討しています。

2023年第4戦のオートポリス大会では12号車MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF conceptが登場。これはガソリンエンジン車ということで、参戦当初はGR86CNF conceptやBRZ CNF conceptと競いながら、同時にCNF(カーボンニュートラル燃料)の可能性を探る戦いでした。
その後2025年に、55号車MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Future concept、12号車MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER RS Future conceptと名称が変更になり現在に至ります。

55号車はディーゼルの代替燃料の種類を変更しながら挑戦を続け、2025年のジャパンモビリティショーで展示されたCO2回収技術「Mazda Mobile Carbon Capture」(マツダ モバイル カーボン キャプチャー)を最終戦で搭載。走りながらCO2を回収しています。
一方で12号車の活動は、MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER RS Future conceptで得た知見を量産車のロードスターに落とし込み、こうしてMAZDA SPIRIT RACING ROADSTERとMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12Rが発売されました。
MAZDA SPIRIT RACINGの参戦趣旨でもある、マツダ独自の技術開発と人材育成の結果がプロダクトとして結実した瞬間でもあります。

