登場から3カ月、好調な売れ行きの新型CX-80
「Graceful Toughness(優雅なタフネス)」をデザインコンセプトに、マツダのデザイン思想「魂動デザイン」を用いつつ、3列シートレイアウトのリッチな空間を強調しながら、エレガンスを追求したエクステリアに、水平基調のインストルメントパネルとサイドルーバーの造形による、ワイド感と存在感あるコンソールによって、リッチな空間を表現したインテリアを備えるのが、2024年10月10日に発売されたマツダの国内最上級、3列シートSUVの新型CX-80です。
実際に試乗した人たちはその走りや質感にどのようなイメージを持ったのでしょうか。「リアルな声」を紹介していきます。
◆マツダの国内最上級3列シートSUV「CX-80」の詳細はこちら

全長4990mm×全幅1890mm×全高1710mm、ホイールベース3120mmのボディサイズに「SKYACTIV-D 3.3(3.3リッター直列6気筒ディーゼルエンジン)」のほか、マツダ独自のハイブリッド技術「M HYBRID BOOST (48V マイルドハイブリッド)」を組み合わせた「e-SKYACTIV D 3.3(3.3リッター直列6気筒ディーゼルエンジン+モーター」、電池容量17.8kwhの大容量バッテリーと大型モーターを組み合わせた「e-SKYACTIV PHEV(2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーター)」といった3種類をパワートレインを設定しています。
グレードはパワートレインによって異なり、車両本体価格(消費税込み)は394万3500円から712万2500円です。日本自動車販売協会連合会(自販連)によると2024年10月〜12月までの登場から3カ月間での累計販売台数は5292台 (10月:1856台、11月:2232台、12月:1204台)と、平均で月間目標販売台数(1400台)を上回る売れ行きを記録しています。
大柄なボディをマイナスに感じさせず、ストレスなくスムーズに運転できるといった好印象な声

そんな新型CX-80に実際試乗した人たちからはSNS上などで、
「ボディサイズの割に曲がりやすく、乗り心地が良い」
「普段はここまで大きなクルマに乗っていないので最初はカーブなどが不安だったが、ハンドルを切ったらそこについてくるような感じで思っていたよりも乗りやすかった」
「大きい車体で初めは緊張したが、踏み込みの時点から安定感があって、強く踏み込まなくても自然にスムーズに進めたのが印象的だった」
「ハンドルやアクセルが重すぎず軽すぎずちょうど良い加減だったので、すごく運転しやすかった」
「大きいけど乗り心地も良くて、落ち着いて乗れるクルマという感じ」
と、大柄なボディサイズをマイナスに感じさせず、ストレスなくスムーズに運転できるといった好印象な声が見受けられました。さらに走りに関しては、
「すごい滑らか」
「踏んだら踏んだ分だけ進んでくれ、パワーは十分以上にある」
「アクセルを踏むとエンジンをよりダイレクトに感じさせてくれ、スポーティな期待感を抱かせてくれた」
「最初の踏み出す時や合流ポイントでも安定しているし、上り・下りのどちらの坂道でもドライバーが頑張って気を遣わなくてもクルマがうまく調整してくれる」
など、パワートレインに余裕を感じている様子などもうかがえるほか、スポーティな印象を受けている人もいるようです。
注文を付ける声も
3.3リッター直6エンジンを備えたグレードや、それにモーターを組み合わせたグレード、さらには大容量バッテリーと大型モーターを組み合わせたPHEVグレードなど、魅力的な力強い走りの部分に関しては好印象な声が多く見受けられた新型CX-80ですが、人それぞれに感じ方は違い、注文を付ける声もあります。

「足回りとステアリングにモードごとに変化する機能があれば、より楽しさの幅が広がるかも」
「全体的に良いなぁと思えるけど、もう少しピッチング的なリアのフワフワな動きが抑えられれば」
「もっと静粛性を追求してもいいのではと思った」
といった声も挙がっています。
国内におけるラージ商品群の第2弾として「圧倒的な運転体験と上質で心豊かな移動体験を両立し、高い環境性能と安心安全のカーライフをお届けする」ことを目指し、満を持して国内市場に登場したマツダのフラッグシップモデル新型CX-80。同じく3列シートを備えたSUVとして人気の博した「CX-8(2023年12月生産終了)」同様、継続した人気を得ることはできるのか? 今後の動向に目が離せません。