「最上級モデル」と「ベーシックモデル」の差は? どちらがお買い得?

 車両本体価格で300万円を切るガソリン車「25S S Package(ベーシックモデル)」と、600万円オーバーのPHEV車「PHEV Premium Sports(プレミアムスポーツ)」「PHEV Premium Modern(プレミアムモダン)」の両モデル(以下最上級モデル)。
 
 エクステリアではベーシックモデルと最上級モデルではかなりの差別化が図られていますが、インテリアはそれ以上の差があるようです。

「CX-60」の最上級モデルのひとつ「Premium Modern」

 ベーシックモデルを見ると、シートはブラックのクロス、インパネの装飾パネルは樹脂製のブラックを装備するなど、シンプルな装いです。

 しかし、最上級モデルではインテリアも別のクルマのように雰囲気が一変します。

 シートはなめし加工を施した高級素材のソフトなナッパレザーを使用。カラーはふたつの最上級モデルで異なり、スポーティ路線のプレミアムスポーツはタンカラー、ラグジュアリー路線のプレミアムモダンではピュアホワイトの設定です。

 ドアトリムはベーシックモデルの樹脂製から合成皮革となり、アームレストにはダブルステッチが入るほか、プレミアムモダンではメープルウッドを装備しています。

 さらに、インパネ装飾パネルもふたつのグレードで異なり、プレミアムモダンでは日本的な織物をイメージしたルーセントクロスを、プレミアムスポーツでは滑らかな質感が特徴の人工皮革レガーヌを採用。

 このようにエクステリアとインテリアを見ると、ベーシックモデルと最上級モデルとでは別車種のような違いがありました。

 しかし、300万円を切るベーシックモデルでも360度モニターやブラインドスポットモニター、レーダークルーズコントロールや標識認識機能などをはじめ、先進安全装備は標準されています。

 最上級モデルとくらべて決して装備が充実していないわけではなく、300万円を切ることからむしろお買い得ともいえるベーシックグレードも、マツダの上級車種としてのポジションであることに変わりはないといっても過言ではなさそうです。

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 ナッパレザーなどを装備する上級グレードを選択すればラグジュアリーな気分を味わえますが、一方でレザーシートが好みではなかったり、SUVらしいタフさを演出したいのであれば、むしろあえて飾らない外装を持つベーシックモデルという選択肢もある新型CX-60は、ライバル車に比べ多様性に富んだモデルといえるでしょう。

 またベーシックグレードや中級グレードでは豊富なオプション類と組み合わせることにより、理想の1台を作ることができそうです。

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