トヨタ クレスタ解説

　クレスタはトヨタが1980年から2001年まで発売したセダンです。

　販売チャネルのビスタ店の開業と同時に、同店最上位車種として発売されたクルマで、マークIIの姉妹車でもあります。

　車名の由来は、スペイン語で「西洋の紋章の頂に輝く飾り」という意味からきています。

　クレスタは複数のフルモデルチェンジが実施され、1996年に最終モデルの5代目が誕生。「セダンイノベーション」をスローガンに掲げ、走る、曲がる、止まる、その全てにトヨタの最新技術を集結し、最高峰のイノベーティブセダンとして開発されました。

　エクステリアには気品あるプレステージセダンとしての特徴が際立ちます。フロントピラーからリアピラーまで流れるような造形のビッグキャビン、逆台形のフロントグリル、張りのある広い外板面で構成したリアエンドなどにより、エレガントさと格調が表現されます。

　ボディサイズは全長4750mm、全幅1755mm、全高1420mmです。

　また充実した装備が作り出す人に優しい室内空間も5代目クレスタの大きな魅力です。スライド式のアームレスト機能を持つ2段コンソールボックスや視認性が良く高級感あふれるオプティトロンメーター、ドアガラスとリアウインドウのUVカットガラスなど頼もしいアイテムが揃います。

　エンジンはすべて直列6気筒DOHC24バルブで、ハイメカツインカムの2リッター（140ps）、2.5リッター（180ps）と、そのターボ付き仕様（280PS）、3リッター（220ps）の3機種を用意。

　2.5リッターと3リッターユニットではVVT-iを採用して実用回転域のトルク向上と省燃費化が図られ、力強い走りを可能としています。

　現在のトヨタのクレスタの中古車価格は、平均で約42万円です（2020年4月調べ）。車体のコンディションが良好であれば、早期購入も推奨されます。