真冬の北陸を目指しグランドツーリングを敢行!

 スバル「アウトバック」の高速性能や雪上での実力を試すべく、東京から福井までのグランドツーリングを敢行。

 北陸で今もっとも旬な味覚を目指し、片道500キロ以上を一気に走り切った。

北陸に向かってグランドツーリング中のスバル「アウトバック」

 編集部から「少し遠いですけど本場の越前ガニを食べに行きませんか」との連絡。スバルの「アウトバック」(レガシィ アウトバック)を借りたので、ロングドライブをしたいという。

 考えてみたら、2021年10月にフルモデルチェンジした新しいアウトバックにジックリ試乗していない。加えて魅力的なのが、3年くらい食べてない「越前ガニ」でございます。

 カニ好きの筆者(国沢光宏)としちゃ、夢にまで見る美味しいカニだ。福井まで行って食べる価値は激しくある。

 新型コロナウィルスも、やっとトンネルの出口が見えてきたようだ。2020年の2月から行動自粛の日々を送ってきたけれど、そろそろ普通の生活でいいと思う。

 どうやら皆さんそう考えているらしく、観光地に人が戻っているし、飛行機や新幹線が混み始めた。だったらクルマでしょう。

 3つ星レストランなどのグルメガイドとしてその名が知られる「ミシュランガイド」は、もともとクルマでドライブを楽しむために作られたもの。日本にも、クルマで行くしか無いような魅力的な場所はたくさんあります。

 ということで、カニを食べるべく福井県までドライブすることにした次第。福井テレビに紹介して頂いた越前ガニの名店まで、新東名高速道路から名神高速道路、北陸自動車道などを通って、片道約550kmの旅だ。

 東京を朝9時に出発。アウトバックに、私のお気に入りのスタッドレスタイヤであるYOKOHAMAの「iceGUARD SUV(アイスガードエスユーブイ) G075」を履く。ロングドライブの相棒としちゃ最高でしょう。

 考えてみたら、アウトバックのルーツとなる「レガシィツーリングワゴン GT」で、これまでいろんなところに行った。当時は「ロングドライブならレガシィでしょう!」という状況。筆者は初代から4代目まで全てのレガシィに乗り継いだ。

 夏はオートキャンプ。冬になればスキー。ノンストップで300kmなんか余裕。雨でも風でも雪でも全く気にならない、文字通りのGT(グランドツーリング)カーだった。

 冬の季節にアウトバックのハンドルを握って走り出すと、毎週通った新潟・越後湯沢のスキー場までの往復を思い出します。

 現行のアウトバックは、最高出力177馬力/300Nmの水平対向1.8リッター直噴ターボを搭載する。

 私が大好きだった2代目レガシィの250T-B(2.5リッターのターボ無し)と同じような雰囲気で、普通に使う回転域のトルクを重視したエンジン特性もよく似ている。

 スバルは常時4輪に駆動力をかけているため、高速域でのスタビリティが抜群に高い。

 さらにスバルが得意とするADAS(先進運転支援システム)「アイサイト」だって、グランドツーリングの余裕や安全性に繋がる。アウトバックの場合はさらに高度な機能を含む「アイサイトX」が備わる。

 今や当たり前の装備になった先行車追従タイプの「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」ながら、アウトバックの場合、先行車との車間の取り方や減速のタイミングなど含め、ドライバーの期待値通りの制御をしてくれます。渋滞に出くわしてもストレス無し。

 500km先の目的地ということから、トイレ休憩と昼ご飯休憩の2ストップを考えていたのだけれど、イッキに300km走って浜松SAまで。楽チンでございます。

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PHOTO GALLERY北陸まで550キロ激走旅! 全天候型GTカー スバル「アウトバック」を写真で見る(35枚)

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