レガシィの血統を受け継ぐ新型「アウトバック」登場
スバルのクロスオーバーSUV「レガシィ アウトバック(以下、アウトバック)」の新型モデルが2021年10月に発表され、6代目へとフルモデルチェンジしました。
北米では2019年にひと足先に発売されており、日本へは2年遅れの導入となった新型アウトバックですが、この2年の遅れは日本専用仕様の開発が必要だったからといわれています。
![](https://kuruma-news.jp/ex/wp-content/uploads/sites/4/2023/02/20220215_subaru_outback_001-1000x667.jpg)
スバルのSUVといえば、「AWD」による雪道や悪路の走破性の良さが特徴とされていますが、新型アウトバックの雪道性能を試すべく、ウインタースポーツ(スノーボード)へ出かけてみました。
新型アウトバックにはプレミアムな仕様の「リミテッド EX」とアウトドア仕様の「X-BREAK EX」というふたつのグレードが用意されており、今回相棒にしたのは後者のX-BREAK EX。
新型へと全面刷新され、外観はスピード感のあるシルエットに厚みを強調したボディパネルや力強いクラッディングを組み合わせることでタフさを表現しています。
さらにX-BREAK EXは、フロントグリルやアルミホイール、ルーフレール、フロント&リアドアサイドクラッディングに加え、リアの「OUTBACK」オーナメントなどにブラックを使用してスポーティさを演出するとともに、ルーフレールの一部やサイドクラッディングに配置された「OUTBACK」ロゴにグリーンを取り入れることで、アクティブでフレッシュな印象です。
内装は、スバルのステーションワゴン「レヴォーグ」と同様の、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイや12.3インチのフル液晶メーターを装備した先進的なインパネを採用。
X-BREAK EXはダークグレーの防水素材シートが備わるとともに、インテリアの各所にエナジーグリーンのステッチが施されており、上質感のみならず軽快なデザインとしました。
ラゲッジスペースの積載性も申し分なく、ケースに入れたスノーボードも難なく搭載することが可能。4:6分割のリアシートを倒すとスペースが拡大するので、乗車人数や載せる荷物によってアレンジができます。
冬に活躍するシートヒーターは、運転席・助手席・後席左右に完備。また、レヴォーグには採用されていない、ステアリングヒーターが標準装備となる点は、嬉しいポイントでした。
※ ※ ※
新型アウトバックはボディサイズが拡大。全長4870mm×全幅1875mm×全高1670-1675mmと、従来モデルの全長4820mm×全幅1840mm×全高1605-1660mmから、全長+50mm、全幅+35mmサイズアップしており、スバルのフラッグシップに相応しい堂々としたスタイルになりました。
全高はSUVにしては低く抑えられた一方、最低地上高は213mmと悪路を楽に乗り越えられる高さを確保。
スポーツワゴンとして一世を風靡した「レガシィ ツーリングワゴン」を受け継ぐ新型アウトバックだけに、ワゴンとSUVを融合させたクロスオーバーSUVとしてさらに進化しているようです。
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