シックな紫色のボディカラーを設定した理由とは?
2025年1月9日に発表されたスバル「BRZ」の特別仕様車「パープルエディション」が、翌10日に開幕した「東京オートサロン2025」で初公開されました。
BRZは、低重心のスタイリングやシャープなハンドリングが楽しめる、FR(後輪駆動)のスポーツカーで、スバルとトヨタの共同開発により誕生しました。

現行モデルは2021年に全面刷新した2代目で、最高出力235馬力・最大トルク250Nmを発揮する2.4リッター水平対向エンジンを搭載。トランスミッションは6速MTまたは6速ATを組み合わせます。
2024年7月に改良が発表された最新のDタイプでは、MT車により鋭いスロットルレスポンスを実現する「スポーツモード」を新設定。
さらに、「アクティブ・サウンド・コントロール」がアップデートされ、キャビン内に響くエンジン音の質を高めるなど、スポーティさに磨きをかけました。
そんな最新BRZの特別仕様車として、「STIスポーツパープルエディション」が設定されました。
最上級の「STIスポーツ」をベースとしたモデルですが、同車の一番の特徴として挙げられるのは、ボディカラーに「ギャラクシーパープル・パール」を採用したことです。
BRZ開発責任者の小林正明氏は次のように言います。
「光の当たり方によって色々な表情を見せてくれる紫です。“紫のクルマ”というと、派手でヤンチャなイメージがあるかもしれませんが、今回は落ち着いた雰囲気の紫色としてギャラクシーパープル・パールを新たに開発しました」
BRZは鮮やかな青色の「WRブルーパール」をイメージカラーにするなど、ボディカラーでもスポーティさを訴求していますが、なかにはもう少し落ち着きのあるボディカラーを望むユーザーもいると言い、そこでシックで大人っぽい紫のボディカラーを用意したそうです。
ハイラスター塗装のシルバーホイール(18インチ)も特別仕様車の専用色となり、通常仕様のシルバーホイールよりも明るい色味とすることで、シックな紫のボディを引き立てています。
また、ブレーキはゴールドキャリパーを備えたブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキ(フロント:17インチ対向4ポット/リア:17インチ対向2ポット)が標準装備され、走行面も強化されました。
内装は、ブラックとグレーを組み合わせたシートに加え、随所にシルバーのアクセントを採用。レッドアクセントの通常仕様とはひと味違う、上品なインテリアを実現しています。
※ ※ ※
BRZ STIスポーツ パープルエディションの価格(消費税込)は、MT車が412万5000円、AT車が415万8000円です。
限定200台が抽選販売され、2025年1月10日から26日までスバル販売店で抽選エントリーが受け付けられています。
東京オートサロン2025で展示された実車には、各種エアロパーツやトランクスポイラー、マフラーなど、数々のSTIパーツが装着されていました。
会場では複数の来場者から購入を希望する声があったといい、大人っぽいスポーツカーを待ち望んでいた人から注目を集めているようです。
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