マツダ新型「ロードスター “35周年記念車”」登場へ

 2024年5月26日・27日、マツダ「ロードスター」のファンによる「軽井沢ミーティング2024」が開催されました。

 これは国内最大のロードスターのファンミーティングであり、今年も1000台を超えるロードスターと2000名を超えるファンが軽井沢のミーティング会場に集い、大いにロードスター愛を語り合う日となっていたのです。

35周年記念車はどんなクルマになるのだろうか(画像は30周年記念車)

 そんなロードスター愛に溢れるイベントにおいて、マツダは過去に何度もロードスターの重大な発表を行ってきました。

 3代目(NC型)「ロードスター」の初お披露目もこのイベントでしたし、4代目の現行(ND型)のパワートレインの日本初公開も同じく、このイベントで行われました。

 近年のヒットグレード「990S」の発表もやはり、こちらのイベントの中。そして正式なニュースリリースはイベントの後に出ていたのです。

 そんな「軽井沢ミーティング」における、今年のサプライズは「35周年記念車」でした。今年は、1989年に初代ロードスター(ユーノス ロードスター・NA型)が発売されてから35年目となります。

 これまでマツダは、発売10周年、20周年、25周年、30周年という節目の年に、特別な内外装を備えた記念車を発売してきたのです。

 そのため、35周年記念車も当然、期待されていましたが、メーカーからは、まだ正式なリリースはありませんでした。

 そこで、イベントのトークショーに登壇したロードスター開発のリーダーである齋藤茂樹氏に「35周年記念車はあるのか?」という質問が投げかけられたのです。

 それに対して齋藤氏は、「出ます」と力強く肯定したのでした。ただし、詳細は「秘密です」とのこと。

 台数に関しては、「今回は台数限定ではなく、期間限定とするので、欲しい人には全員に届くようにします」とのこと。

 過去には25周年記念で25台限定というものもあったことを考えると、今度の35周年記念車は、数多くの注文が集まる可能性があるということでしょう。

 また、さらに同じくイベントのトークショーに参加していたマツダのデザイン本部長である中山雅氏からは「齋藤主査が35周年記念車をすごいのを仕込んでいるはずなので、来年はきっと、ここに(35周年記念車)が並びますよね。そこでサイン攻めにしてあげてください。金色のペンを用意してください」という仰天発言が飛び出したのです。

「それって、金色が映えるボディカラーってこと?」という突っ込みには「これがヒントです」と返し、会場を大いに沸かしたのです。

 また、同席した開発メンバーからも「35周年記念車は、(ロードスターを)長く愛してくれた人が、手に取りたくなるような、ちょっと懐かしさを感じるような。魅力あるクルマにしたいと思っていますので、ご期待ください」との言葉もこぼれました。

 つまり、ちょっと懐かしく感じて、しかも金色が映えるボディカラー。それが35周年記念車のヒントと言えるでしょう。

 また、齋藤氏は、「近々に、皆様に報告できると思います」との説明もありました。35周年ですから、当然、今年中の発売になるはず。となれば、発売が近いことになるでしょう。

 ロードスターの購入を考えている方は、記念車も検討のひとつにしてみましょう。

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