エンストして停止する「プリクラッシュブレーキ」搭載

 もうひとつの機能であるプリクラッシュブレーキは、先行車両のブレーキランプや歩行者、自転車をステレオカメラが認識し、衝突する恐れありとシステムが判断するとドライバーに対して警告を発し、必要に応じてブレーキ制御をおこないます。

 衝突回避軽減機能としてはAT車と同じですが、MT車ではクラッチの状態やシフトポジションにかかわらず作動し、エンストさせて車両を停止。

「MTアイサイト」のプリクラッシュブレーキ

 ドライバーがブレーキを踏むまで停止が継続され、再発進をするときはエンジンをかけ直すことになります。

 なお、スポーツ走行などをする際はプリクラッシュブレーキをオフにすることも可能。ただし、再度エンジンを始動したときはプリクラッシュブレーキがオンになる設定となっています。

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 スバルは、「2030年に死亡交通をゼロにする」という目標を掲げており、長時間の運転に負担があるMTだからこそ、運転支援システムの必要性が高いといいます。

 高速巡航や万が一の事態ではクルマに任せて、スポーティに走りたい時は自らの手で操ることができるMTアイサイトは、スバルが提唱する「安心と愉しさ」を実現していることがわかりました。

 なお、2023年9月以降にBRZを購入した人の7割がMT車を選択しており、多くのユーザーがMTアイサイトの搭載を待っていたといえそうです。

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