Sシリーズなど激レアコンプリートカーを全制覇!

 BOXERさんは、22B、S201、「S202」、「S203」、「S204」、「S206」と順番に手に入れることになるのですが、しかもどれかを購入するときにどれかを手放すのではなく、単純に増車となるのが凄いところ。

 ちなみに、鷹目のS204は彼のなかでは少し違うように感じられ、その後に出た同じ鷹目の限定車「スペックC TYPE RA-R」と入れ替わることとなりました。

GC8 G型typeRA STIバージョンVI/GDB G型 spec C type RA-R/GDB E型 S203

 その後、インプレッサWRX STIは車名を「WRX STI」に変更し、「VA系」にモデルチェンジします。そこでも「S207」、「S208」とコンプリートカーが登場するとその都度購入。徹底した軽量化を実現した「TYPE RA-R」も購入したといいますから、スバル/STIが作り上げたSシリーズのコンプリートカーは全車制覇したことになります。

 BOXERさんは、「ここまでスバルを購入することになるとも思わなかったけど、コンプリートカーはスペシャルな雰囲気もあったし、スバル/STIの進化、コンプリートカーごとの進化がはっきりと分かった。この部分はどのように進化したのだろうか?という疑問があれば、所有するクルマで比較ができた。そのことによってスバルやSTIが思うことも理解できたし、こういう進化が行われたということを身を持って体感できた」と振り返ります。

 このコンプリートカー全車を持っているということで、スバル界隈から注目を浴びたこともあったそうです。

 コンプリートカー全車購入をしたことで一旦コレクションが終了し、一部を除き売却します。

 しかし一度味わってしまった収集癖はそう簡単には治りません。ここまでさまざまな車両に乗ってくると、メーカーの思う進化や改善点がよく分かってきました。

 今度は「自分が虜になったスバル車の、古い時代はどのようなクルマだったのだろうか。虜にさせる原点はどこにあったのだろうか」という興味が湧いてきて、過去のスバル車を集め始めました。

 1969年製「スバルff-1」や1971年製「ff-1 1300G」などを購入し、レストアを行って走らせるようになります。いろいろ乗った経験からするとこの1300Gがff-1シリーズのなかでもスポーツ系モデルとなり、このあとに続く「レオーネ」、その後に繋がるレガシィ、インプレッサの原点になったのではないかとBOXERさんは考察します。

 1988年製3代目「レオーネ3ドアクーペ(AG6)」はスバル初のフルタイム4WD車となり、ここも現在に繋がるAWDの原点のひとつになるのではないか、とも考えているそうです。

 それからというもの、ff-1、レオーネ、インプレッサ、レガシィなどを増やしていき、スポーツ系車両のラインナップを増やしていく一方で、SUVも増車。「レオーネエステート」、「レガシィグランドワゴン」、「インプレッサグラベルEX」、「フォレスター」なども所有します。

 さらに海外モデルも入手しており、レオーネの左ハンドル車、「B9トライベッカ」、「アセント」、「アウトバック ウィルダネス」なども入手。

 軽自動車は「スバル360」や「R1/R2」なども名車ではあるものの、自身のなかでは普通車のクルマが好きなので、軽自動車は「サンバー WRブルーリミテッド」は所有しているものの、ほかはコレクションしていないそうです。

 そして、古い年代、スポーツ系、SUV系と、スバルの軸となるクルマを一通り所有してコレクションが完成しつつあるそうです。

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PHOTO GALLERY超絶貴重なスバル車がズラリ! BOXERさんが所有するレア車がスゴすぎる!(41枚)