いざ雪道へ! SUBARU車ならではのAWDシステムはこの上なく心強い
林道に入り標高が高くなると突然路面が真っ白になります。本格的なシーズン前なので積雪自体はそれほど深くないですが、こういう場所は圧雪がされていない上に日陰には所々アイスバーンがあり、人が歩いて進むのはかなり困難なコンディションです。
先導していたラダーフレーム付きの本格的な4WD車が撮影車だったのですが、そのクルマがタイヤを空転させながらフラフラと雪道を登る中、フォレスターは滑るどころか挙動を乱すこともなく安定した状態のまま走り続けます。
自分はてっきりクルマが重いから安定しているのかと思っていましたが、その印象を山本さんに伝えると「このフォレスターの重量は1.6トン弱とこのサイズの中では平均的ですが、クルマの低重心化に寄与する『水平対向エンジン』とクルマの左右重量バランスに優れる『シンメトリカルAWDレイアウト』を採用したSUBARU車の基本素性の良さがこの安定感に効いているはずです」と教えてくれました。
この辺りは、常に重心を低くしながらバランス感覚を大切にしている我々スノーボーダーと一緒ですね。
X-MODEがあれば深い雪でもグイグイと前に進んでくれる
更に林道を登っていくと積雪はより深くなってきました。さすがに「車体下を擦りそうかな?」と思ったのですが、フォレスターはまだまだ余裕たっぷり。最低地上高は自分が普段乗っているのピックアップトラックよりも高い220mmもあると聞いて驚きました。
更にクルマを進めると、とうとう先導車の本格的なSUV車が斜面を登れなくなってしまいました。なので、先導はここで終了になります。
すると山本さんが「ここからは新雪のような場所なので、X-MODEを使ってみてください。タイヤが空転しないようにクルマ側が上手に制御してくれますので」と言います。
そこでセンターコンソールの中央にあるX-MODEのダイヤルを「DEEP SNOW」にして走らせると、まるで本格的な4WD車をデフロックさせた時みたいに安定してグイグイ走っていくじゃないですか。自分は滑るのが仕事ですが、クルマでは滑らないのが一番ですね(笑)。
もちろん今回の試乗車にはスタッドレスタイヤが特別に装着されていましたが、それを差し引いても走破性の高さは驚異的と言っていいレベルで、下手なフレーム付きの本格的な4WD車よりも余裕があるように感じました。
以前、YouTubeでスバル車が雪道でスタックしたバス/トラックをけん引して助けるシーンを見たことがありますが、今回自分で乗ってみて「あれはウソではなく真実だな!」と理解できました。
新世代アイサイト標準装備のフォレスターなら長距離ドライブもお任せ
そして撮影のために切り返しながら道を引き返す際にも、いつもならば側溝やがけから落ちないように慎重に何度も切り替えしを行なっていましたが、フォレスターは小回りの良さに加えて前後と左側方のカメラのサポートも相まって、ホントに運転が楽です。
今回の試乗では最新の「新世代アイサイト」をはじめとする運転支援機能は使う機会はありませんでしたが、山本さんは「特に、自動車専用道路で前の車との車間を保ちながら追従走行をする『アイサイトツーリングアシスト』は、一度使ったら無いクルマには乗れなくなるくらい便利な機能」だと言います。
自分は「お助けデバイスは人間をダメにするのでは?」、「便利すぎて逆に寝てしまうのでは?」と心配しましたが、山本さんは「むしろその逆で、クルマの移動だけで疲れてしまうとアクティビティを思いっきり楽しめないですよね」と。
確かにそう言われると納得です。自分も長距離移動が多いので、機会があれば是非使ってみたいと思いました。
スバル車雪道最強はもちろん、安心と愉しさも本当だった!
そろそろ結論に行きたいと思います。今回色々なシーンで走らせてみた結果、積雪路での走行性能の高さ、凍結路での安定性の高さ、そして急な登りや下りの深い雪道でもスタックすることなく安心して走れることを実感しました。
山本さんから「SUBARUの4WDの歴史は、『ジープの走破性』と『乗用車の快適性』の両立から生まれた」と聞きましたが、フォレスターはSUBARUのラインナップの中でそれを最も色濃く反映した1台だと感じました。
その実力は走行環境が悪くなればなるほどで、素直に「凄い」と感心することばかり。これこそが、SUBARUが常日頃から提唱している「安心と愉しさ」なんだろうな…と思います。
これだけの走行性能の高さに加え、様々なシーンでドライバーの運転をサポートしてくれる新世代アイサイトも標準装備。そんなフォレスターが300万円+αと言う価格帯で手に入れられる事と思うと、かなりコストパフォーマンスが高いクルマだと思います。
毎日の安全で快適な運転はもちろん、今回のような深い雪山でも余裕で進んでいけるフォレスター。
日常使いとして、アクティビティの相棒として、そしてオールラウンダーとして。リアルに自分も欲しい一台です。
[Text:関口敬→Instagram Photo:柳田由人]
LINEUPラインナップ
SUBARUのホームぺージでくわしく見る
-
レイバック
- 3,993,000円〜
-
フォレスター
- 3,069,000円〜
-
インプレッサ
- 2,722,500円〜
-
クロストレック
- 3,014,000円〜
-
レガシィ アウトバック
- 4,257,000円〜
-
レヴォーグ
- 3,630,000円〜
-
ソルテラ
- 6,270,000円〜
-
WRX S4
- 4,477,000円〜
-
SUBARU BRZ
- 3,322,000円〜
-
レックス
- 1,820,000円〜
-
シフォン
- 1,485,000円~
-
シフォン カスタム
- 1,892,000円~
-
シフォン トライ
- 1,831,500円~
-
ステラ
- 1,201,200円~
-
ステラ カスタム
- 1,518,000円~
-
プレオ プラス
- 1,036,200円~
-
サンバーバン
- 1,045,000円~
-
サンバートラック
- 968,000円~