新世代スバル車の魅力がいっぱい「クロストレック」をさっそく試乗!

 2022年9月15日にSUBARUが世界初公開した「クロストレック」は世界中の注目を集め、2022年12月1日に発表となりました。

SUBARUから新型SUV「クロストレック」が登場!

 開発コンセプトに“FUN”を掲げる「クロストレック」は、年齢や性別に関わりなく、幅広いユーザー層がアクティブな生活を楽しめる新型SUVを謳い登場しました。様々なユーザーの要望に応えつつ、若いユーザーにも、日常生活でもっとワクワク感を感じてもらいたいという開発陣の想いが詰まっているといいます。

 そこで今回は、YouTube「ゆとりHeaven」チャンネルでアウトドア系動画を発信しているインフルエンサーの「いよ」さんと一緒にデイキャンプを楽しみながら、クロストレックに詰まったワクワクを全身で感じていきたいと思います。

「SUBARU XV」がアップデートをし「クロストレック」 として登場!

力強く頼もしさもありながらも、身軽で躍動感のあるクロストレックのエクステリア
黒いボディパーツが従来モデルの「SUBARU XV」よりも増えて“ギア感”を演出している
YouTubeでキャンプ情報を発信している「ゆとりHeaven」チャンネルの「いよ」さん

 日本国内ではその車名が初めてつけられた「クロストレック」ですが、実は先代のモデルとも言えるクルマが存在し、それが「SUBARU XV」です。

 このSUBARU XVは、実は北米など一部の地域においてクロストレックの名前で販売されており、今回フルモデルチェンジしたのを機会に、日本でもグローバルなモデル名に統一されたというわけです。

 その由来は、「クロスオーバー」と「トレッキング」を組み合わせた造語で、本格的なアドベンチャーというよりは気軽なトレッキングのように、アクティブなライフスタイルを楽しんで欲しいというSUBARUの想いが込められています。

 そんな「クロストレック」でのデイキャンプを今回一緒に楽しんでくれる「いよ」さんは、チャンネル登録者数23万人を超える人気YouTuberで、埼玉県の秩父から様々なアクティビティの体験動画を発信しています。

 最近は郊外の古民家を借り受け、そこで自給自足生活を行いながら、これまでとはひと味違うアクティブライフを送ろうとしているのだとか。新しい価値観で日常を変えようとしている彼女こそ、まさに新世代SUV「クロストレック」にぴったりです。

リアルキャンパーから見た「クロストレック」の第一印象は?

流れるようなルーフラインと前傾姿勢のデザインは「走りの良さ」を彷彿とさせる

 そんな「いよ」さんに、「クロストレック」を初めて見た印象を聞いてみました。

SUVといえばカクカクとスクエアなイメージがあったんですが、このクロストレックはとってもスタイリッシュですね! 前から後ろにかけてラインがスッと流れるようで、それでいて黒いパーツの部分がアウトドアギアのような、頑丈そうな雰囲気を出していますよね

「クロストレック」は新世代スバル車の一角を担うモデルとして、SUBARUのデザインフィロソフィー「Dynamic × Solid」に基づいてデザインされています。「いよ」さんが感じた通り、従来のSUBARU XVよりも前下がりのウェッジシェイプが採用されたことで、より軽快さを感じるボディデザインになりました。

 またリアフェンダーの膨らみに象徴されるように、鍛え抜かれたアスリートの筋肉のような有機的なラインを多用し、さらなる力強さが感じられるようになっています。加えて、同モデルのアイデンティティーともいえるブラックアウトの樹脂系パーツは、そのデザインがさらに凝ったものへと進化し、洗練されたプロダクツに昇華しながら、アウトドアギアのようなラギッド感を演出しています。

SUBARUのアイデンティティとも言えるヘキサゴングリルは、メッシュ部分のデザインにも拘っている
機能美を感じさせる黒いフェンダーアーチは、実際に機能性から逆算してデザインされたという
クルマの4隅にある大型のブラックパーツは「大地への踏ん張り感」を演出する

新世代スバル車を象徴する11.6インチの大型ディスプレイを採用

「アウトバック」や「レヴォーグ」でも採用されている11.6インチディスプレイが「クロストレック」にも採用された

 ドアを開けて、インテリアも「いよ」さんにチェックしてもらいます。

この中央の画面、タブレットみたいで何だかすごくないですか!?

 インテリアで目をひくのが、新世代スバル車の特徴のひとつである「11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ(※1)」です。

 カーナビ(※2)やエアコン操作、車両設定、スマホとリンクしてのアプリ使用などを、このディスプレイを通しておこないます。タブレットのように指先で直感的に操作でき、まさに「いよ」さんのようなデジタル世代にはぴったりのインターフェイスです。

この操作方法でしたら、初めてクロストレックに乗った人でも、愛用しているガジェット感覚で簡単に使えますね。普段スマホで使っているアプリを車内で使えるのも、若い世代にはうれしいポイントだと思います

※1 Limitedでは標準装備、Touringではメーカー装着オプションの装備です
※2 Limited、Touringのどちらもメーカー装着オプションの装備です

座り心地の良さと身体のブレを軽減する新開発のフロントシート
リアシートは足元や頭上のエリアが広く、快適な長距離移動もできる
開放感を高めてくれるサンルーフもオプションで設定されている

リアゲート下部のトリムやサイドシルプレートの遊び心にも注目!

リアゲート下部のトリムには山岳のデザインに加えてクロストレックのシルエットがあしらわれた

 さらに「コレかわいい!」と「いよ」さんが目を輝かせたのが、後席の乗降口と荷室下部のトリムにさりげなく描かれた、山とクルマの模様でした。

リアドア下部のサイドシルプレートにも山岳のデザインが。もちろん滑り止め効果も発揮する

 これは、クロストレックでアクティブに過ごしてもらいたいという、デザイナーの遊び心です。

 クロストレックはインパネから荷室まで、一体感のある空間創造がなされています。たとえば、分断されがちな居住スペースと荷室について、後席からドアトリム、荷室のトリムまでが一体のラインでデザインされています。こういった部分が、クルマに乗る人すべての開放感や快適に繋がっているのです。

 クロストレックとの対面を終えた「いよ」さん。いよいよステアリングを握って、今日のキャンプサイトまでのドライブに出発します。

SUBARUの新しい技術的アプローチで実現した新世代の快適性能

SUBARUならではの視界の良さは「クロストレック」でも健在だ

「視界がとても広いです!」と、クロストレックのシートに座ってすぐに気づく「いよ」さん。

前方の景色がよく見えますし、この三角の窓がいいですね! これなら右左折する時に死角が少なくなりそうです。振り返った時も脇や後ろまでよく見通せます
ピラーとミラーの間にある三角窓は、交差点右左折時などに死角を減らして安全運転をサポート

 クロストレックはシェイプされたフォルムですが、乗り込むと視界が非常に広く、前方、サイド、後方の死角が最低限に抑えられていることが実感できます。

 こんな見え方もあるんです、と、デジタルマルチビューモニター(※3)機能をディスプレイに表示させてみます。

 すると、まるで自車を真上から見たような視界や、リアルな周囲の様子などが映し出されます。

クルマの周りに何があるかひと目で分かりますね! これなら車庫入れとかもラクラクじゃないですか!

※3 メーカー装着オプションの装備です

「デジタルマルチビューモニター」のトップビューモード
「デジタルマルチビューモニター」の3Dビューモード

静粛性能と乗り心地を向上させ 高い快適性能を実現した

走らせてすぐ感じる車内の静かさと乗り心地の良さ。その秘密は「ルーフ」にあり!

 さらに「いよ」さんを驚かせたのは、走行中の車内の静かさです。

このクルマ、すごい静かですね!? まるで車内と外の世界が分かれているようで、宇宙空間にいるみたいです!

 それもそのはず、このクロストレックは快適性を実現するために、これまでとは違ったアプローチと技術によってつくられています。

 そのひとつが、内耳で感じる音は身体の動きとして捉えられ、結果的に乗り心地に影響するということです。そして、乗り心地に影響する音の多くはルーフの振動で発生することが分かったのです。

 クロストレックは、振動吸収性と制振性に優れた高減衰マスチックという新しい接着剤をルーフ部に使用しました。これにより当該部の静粛性だけでなく、乗り心地を左右する騒音の低減も追求しているのです。

シートの座り心地も最高ですね。しっかりと包まれた感じがあって身体がブレないです。これならロングドライブでも疲れないと思います
骨盤にある仙骨を支えることで頭の揺れを効果的に低減する新開発のシートをフロント2座で採用

 SUBARUは、大学医学部との共同研究などを通し、クルマに対して人が感じる様々な事象を解明してきました。

 この前席シート2座もクロストレックから新採用されたもので、骨盤にある仙骨を支えることで頭の揺れを効果的に低減し、運転中の疲労を大幅に軽減するといいます。

 このシートであれば、ロングドライブでも疲れず快適に走ることができると思います。

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