クルマで出かける冬のレジャー みんなどう思ってる?

 新型コロナの流行拡大にともなう行動制限がほとんどなくなった今冬、クルマのオーナーたちはどこへ出かけるのでしょうか。

 SUBARUは2022年12月14日、冬のレジャーに関するアンケート調査の結果を公表しました。調査対象は全国の20代、30代、40代各100名、計300名の男女で、いずれも2020年から2022年のコロナ禍において「新車を購入した人」「アウトドアを始めた人とこれから始めたいと思っている人」とのこと。SUBARU「クロストレック」の発売にあわせ、2022年11月25日から27日にかけ、インターネット上で回答を募ったそうです。

SUBARUの新型「クロストレック」

 それによると、今冬、レジャーやアクティビティにクルマで出かけたいと思う人は96%に達し、さらに全体の85%がレジャーや旅行の予定ありと回答したそうです。そもそもがアクティブな傾向にある人たちを対象とした調査であることを差し引いたとしても、コロナ禍中にあったこの数年とは大きく様相が異なるだろうことは推察できるでしょう。

 すでに予定があるとした回答のなかでは、日帰り旅行が最も多く41.7%の人が予定しているそうです。20代男性に限れば60%と顕著に多く、1泊2日旅行も56%が予定しているとの回答だったといいます。なおこれらの数字は、複数回答ありの条件下での結果になります。

「なぜレジャーにクルマで出かけたいのか」という設問に対しては、「マイカーを所有しているので使用頻度を増やしたい」という回答が50.7%だったといいます。これは裏を返すと、昨今いかにクルマでのお出かけができていなかったか、を示唆しているといえるかもしれません。次いで、レジャーアイテムの移動に関する回答が見られ、子どもとの移動が楽であることを挙げる回答も見られました。

 そのレジャーの行き先は、過半数が「温泉」と回答しました。次点は日帰り旅行で、こちらも4割を超える回答が集まっています。次いでスノボ、ファミリーキャンプといった回答が続きますが、20代回答では、ファミリーキャンプがスノボを逆転し38.2%を占めているとのことで、若年層におけるキャンプブームをうかがわせる結果といえるでしょう。ちなみにバーベキューとの回答も見られ、こちらは全体の29.1%に上っています。

 そうしたクルマで出かけるアクティビティの懸念点といえば、やはり行き帰りの渋滞でしょう。アンケートでも、懸念点として渋滞を挙げる声が4割を超えています。長時間にわたる、長距離におよぶ運転を敬遠したい、あるいは不安を覚える、という声も多く、特に20代男性には、そうしたロングドライブが子どものストレスになるだろうことを懸念する、という回答が、渋滞に次ぐ多さとなっていたそうです。

 では、マイカーたるクルマに対してはどのような機能や性能を求めているのでしょうか。最も多かった回答は「走行の安定性(悪路や山道でも安定して運転できる)」が51.3%、次いで「運転のし易さ(初めての場所でも安心して運転できる機能や性能がある)」で50.3%と、過半数がこのふたつを挙げています。「2023年度に新車へ乗り換えるとしたら何を重視するか」という問いに対しても、「運転が疲れない(初めての場所でも安心して運転できる機能や性能がある)」という回答が半数を超え最も多く集まりました。これから冬本番というタイミングの、アウトドアビギナーを対象としたアンケートでもあるので、雪道を意識しての回答という見方もできそうです。

 また、マイカーや新車に求める機能や性能に、燃費を挙げる声も相変わらず多く見られたものの、最重視されているような結果ではありませんでした。数年前であればもっと多かった、あるいはダントツに多かったのではないでしょうか。それだけ、クルマにおける「燃費の良さ」はこの数年で、良くて当たり前のものになった、といえるのかもしれません。

PHOTO GALLERY「どこへ出かける?」「新車に何を求める?」ほかアンケート結果とりまとめ(7枚)